昨日の日暮れはスッキリ晴れてたのに、今朝はまたドンヨリ曇り空。朝の気温が11℃、日中はナントたったの10℃。少々どころか大分冷えこんでいる。
昨日キャンプ場に着くと、風除け用にタープを低く張る。お陰で何とかガスコンロの火は消えず、夕食は味付け豚ロースにモヤシ・キャベツなど入れ、フライパンで炒めて食べた。今朝は残ったキャベツを鍋につっこんで固形コンソメ1個と塩を少々、アスパラとハムを入れ、煮込んで食べる。「あったかさ」だけが取柄のナンチャッテ料理である。
8時半、始動。小一時間でサロベツ湿原センターに到着し、早速木道を散策する。風はそんなにないが「底冷え」する感じで寒い。利尻富士が微かに見えるが、わかるかな?
今月末にはエゾカンゾウで黄色く染まるのに、今日は「エの字」のカケラも見えない。
ウグイスほか野鳥も鳴いているのに撮れたのはこの一羽のみ。帰るとき、学芸員さんにみてもらったら「ホオアカ」だそうな。
稚内に戻る途中「兜沼公園」に寄るが、駐車場には車が一台もなく、入り口から少し入ったが人の気配がしない。何か熊でも出そうな雰囲気なので早々に切り上げた。
予報では今夕から雨で風も少し強くなるようだ。震えながら煮炊きしてもシャレにもならず、途中スーパーに寄って弁当中心の食料を仕込む。昼飯はキャンプ場に近い大沼バードハウスで野鳥を探しながら食べるつもりだったが、キャンプ場へ直帰することに。着いてすぐタープをたたんだことは言うまでもない。
今回の旅も今日で32日目、2020年9月2日~10月2日(31日間)の北海道旅を抜いて自己最長の旅となっている。でもサラリーマン時代の「乗船期間」からみたら可愛いものである。何しろ半年近く洋上に居たんだから、、、
サロベツにはエゾカンゾウが見頃になったころ、もう一度戻ってくるつもりである。明日は南下するしかないが、真ん中を行くか、日本海側を下るか、まだ決めかねている。