2023春 北海道気まま旅(37日目) 天気不安定

昨夜も暗くなってから雨が降り出し、22時頃はかなり強く降っていた。今朝は止んでたものの本曇り、でもだんだん良くなり午前中のうちに青空が広がった。

8時、始動。道道73号から国道242号を走り、45分ほどで本別町の歴史民俗資料館に到着。町外の人は入館料百円と書いてあったが、「どうぞ、どうぞ」とオープン5分前にタダで入れてくれた。

1階は明治以降の町の歴史の展示。初の入植者は長野県人でアイヌとの交易目的だったという。明治30年以降、林業を中心に発展していったという。終戦直前の昭和20年7月15日、帯広飛行場ほか目的の艦載機が天候不良で確認できず、たまたま雲間から見えた本別を空襲、死者40名、被災者2千人近く出たという。戦争の悲惨さを改めて知る。

2階は先史時代から14世紀以降のアイヌ文化までの歴史を紹介している。町立ながら、なかなかどうして大した展示の数々で、感心することしきりである。

資料館から1㎞ほどの「本別公園」に行く。本別にも義経伝説があり、一行が北海道に渡って10年後にこの詩を音連れ越冬、地元アイヌの好意を受け去っていったという。世話をした長の娘との間に子が生まれ、「ヨシツネ」と名付けられて成長して一族を率いたことも語り継がれているらしい。ロマンだな~、、、

道道56号線を南下、浦幌町に向かう。以前も感じていたが、この道は舗装状態も良く、牧場や畑作地などのどかな田園地帯を走るため気分はサイコーだ。浦幌の手前で左に折れ、「留真温泉」へ。11時オープン30分前に到着してしまい、昔留真に住んでいたという96歳のお爺ちゃんとしばし立ち話。ここは国道から4㎞ほど入った秘湯の感じ、でも昔は炭焼きのため多くの人が住んでいたという。水量の少ない川もヤマメが泳ぎ、マスもあがったとか。面白い話をたくさんお聞きした。入湯料500円、無色透明ながらヌルヌルの泉質で小さな露天もあり、ゆっくり浸かる。

12時を回って、浦幌町の博物館を観る。出川沿いに500もの住居跡が確認され、大規模な集落が形成されていたらしい。アイヌ文化の用具類も多く、見応えがあった。

浦幌駅前の「こころ旅」一行が寄った食事処に行くが、今日は定休日。しょうがない、レストランの豚丼を目指し、道の駅「しらぬか」に向ける。1時間近く走って13時半過ぎに道駅に着いたが、ナント、レストランだけが定休日。やむなく敷地内にあるラーメン屋で「醤油ラーメン」850円を食べる。近くのコンビニで晩飯を買ってきて、今晩はここで泊を決める。

今、北海道は天気が不安定。内陸の富良野やオホーツク沿岸の稚内紋別、北見では大雨で道路が一部冠水してるという。オレの行くとこは大したことないので、上手くたちまわっている感じだ。

明日は? アシタはアシタのカゼが吹く、、、