2022秋 気ままな放浪旅(三日目)

桜は見上げるものだ

昨日同様朝方は雲が多めながら、日が高くなるにつれ陽射しも増してきた。07時15分、道の駅「藤川宿」を出発。今日は日曜日。天気も良いし行楽地へ行く道は混んでいるだろう。渋滞を避けるべく岡崎ICから高速に入り、最初の目的地である奈良・吉野山金峯山寺へ向かう。

 

10時半前に金峯山寺の観光駐車場に到着。これが間違いの元、ポールを突いてテクテク歩きだすが、実のところまだまだ先に駐車場があったのだ。

せめて中千本、できれば奥之院と奥千本あたりまで行きたかったが、上って、下って、上って、上っての道に降参。ずっと手前の蔵王堂で引き返してきた。隣接する国宝の二王門は現在修理中、残念でした。

喘ぎ、休み、息を整え、800mの往復に1時間20分を要した。桜の季節になれば全山ピンク色に染まるらしい。でも桜は見下ろすより見上げた方が絶対きれいに違いない。

 

1時間15分ほど走り、奈良駅に近い「新薬師寺」に行く。

目的は「古寺行こう」No.16に載り先日TVで紹介された「薬師如来像」と、グルリと取り囲んで如来を守る「十二神将像」だ。

木造の如来像、塑像で昭和に復元修理した一体を除く十一神将が国宝だ。中は薄暗く勿論撮影禁止、表情・立ち姿がすごい迫力で、双眼鏡を用い1400年昔の色が残るという塑像を穴のあくほど見てきた。

 

薬師寺から奈良国立博物館前を通ったが、スゴイ人混みだ。鹿はセンベイ食べ過ぎで寝そべってるし、角を切られたシカは日陰を求めて車道の路肩にいるから危ないの、ナンノ。今日の宿は生駒山に向かう途中の道の駅「大和路へぐり」。奈良は道が狭いし、渋滞が多いし、走りづらい。それに北海道と違い温泉が少ないから、もう三日も風呂とはご無沙汰だ。

明日から京都だ。早めに入ってホテルに車を預け、二条城でも行ってくるかな、、、