2022春のドライブ(二十三日日)

百寺、コンプリート

今朝は雨は上がっているが、ドンヨリ本曇りである。大山はスッポリ霧に覆われて麓からは全然見えない。8時半ホテルを出発し、大山の西側麓にある五木・百寺の「大山寺」へ向かう。

しばらくは順調に走るが、大山寺に近づくにつれメチャクチャガスが濃くなってきた。途中泣きそうになり、Uターンして戻ろうと思っても道幅が狭くて到底無理。前後にライトが見えないことがせめてもの慰めで、ヤワヤワ、ヤワヤワ車を進めていく。それでも何とか大山寺の駐車場に車を入れることができた。

ここから車で5ふんほどの「阿弥陀堂」にも行くつもりだったが、早々に諦め、高速の溝口ICに向かうが、まだまだガスが濃く、休みヤスミ走ってようやく乗ることができた。

 

皮算用より1時間遅れ、11時半、岡山の津山城跡(鶴山公園)に到着。

山城の改修で、コンパクトの割には石垣が高く、天守までの道が複雑だ。

一段低いところからでもこの展望、天守からは360℃のパノラマが広がっていたに違いない。

 

津山での忘れ物がもう一つ、「ホルモンうどん」である。「こころ旅」が寄った店に行ったのだが、車を停めるところがなく、大山のガスのお陰で予定も詰まっていたので諦めた。代わりに国道179号線で北上中、道の駅「奥津温泉」でバイキングランチ(1,350円)を食べる。品数も多く、思わず食べ過ぎて夜になっても胸焼けが止まらない。

 

鳥取に戻り、三朝温泉から東へ10㎞ほどの「三徳山三佛寺」へ。

三佛寺本殿の奥が「投入堂」までの登山口で、本格的装備が必要と注意書きがある。急峻の山道で毎年事故が発生しているとか。足腰にガタがきているジジイにはお呼びでない道である。

樹木に隠れ、下から見えるのは(左から)、受付から見える「文殊堂」、本堂からの「地蔵堂」、ちょっと走った遥拝所から見える「投入堂」だけ。この投入堂もようやく見えたもので、もうちょっと樹が伸びると下からは無理となるかもしれない。

 

16時半、鳥取市内のホテルにチェックイン。ご本尊や仏像など拝観していない寺もあるが、今日の三佛寺をもって五木・百寺の結願だ。今回のドライブ目的の一つを達成することができた。明日は海岸線を走って京都の伊根まで行く予定である。