春のロングツーリング(四日目) 雨に備えて

今日も朝から青空が広がる。懸案の金毘羅参り、日・月が雨模様で今日明日中に霊場巡りを主とするため、今回は断念することにした。金毘羅がダメなら向かいの琴平公園展望台に行こうとしたが、今は車で行けずかなり歩くことになるので、こちらも断念。
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第十七霊場 神野寺
8時過ぎにホテルをチェックアウト。神野寺は本堂と大師堂が一緒になっていたので、境内の高台にある萬濃大師で経を読む。池沿いに200mほど行くと神野神社がある。火野さんが「日本一のためいケで、日本一のためいキをつく、あ〜」の石の鳥居。私にとっては正に聖地だ。これ、1400年代のものらしい。まんのう池、なかなか絵になるイケである。

次の箸蔵寺へ行く前に、うどん屋「やまうち」に寄る。田んぼから山に入った何にもないないところにあるが、香川の店では必ず名前が挙がる有名店だ。9時開店間もないのにかなりの客が来ていた。天ぷらが厚く大きく、大(2玉)とおにぎり2ヶ、天ぷら3品で850円。う〜ん、マンプク

第十五番霊場 箸蔵寺
ロープウェーで上がるまでは良かったが、山頂駅からさらに300段あまりの階段を上るのには参った。こんぴらさんやめて、つくづく良かったと実感する。本堂、大師堂がある境内はかなり広い。しかしよくこんな高いところに寺を建てるもんだと、つくずく感心する。

国道から少し外れて「加茂の大クス」を見に行く。幹回り13mとかで、さすが国の天然記念物だけのことはあった。

第九番霊場 大瀧寺
国道からそれてわき道に入ってからが長いこと。昨日の仙龍寺よりは道幅がやや広い分助かったが、傾斜はきつく神経を使う。鹿児島から改造した軽に寝泊まりし、2回目の遍路している同年配の人と会う。住宅兼大師堂の新しさは意外だった。

第一番霊場 大山寺
雨中の行動を考慮し、スケジュールを変更して明日回る予定の大山寺に行く。道は細くて急で狭くての三重苦、しかも第一番だけあってすれ違う車もあり、かなり神経を使ってもうヘロヘロ。さらにバイクを止めた仁王門から本堂まで200段あまりの石段が急なこと、途中何回休んだことか。この先、いくつこういう寺があるのか不安になってきた。

宿をとっていたため、高速でまた脇町に戻る。ここは「うだつ」の町、道駅の裏手の保存地区を歩いてみるが、建物は古い感じはするが、「うだつ」だけはどこもかなりきれいで新しく、ちょっと違和感があった。

16時半、ホテルに入る。明日は徳島の残る3ヶ寺をまわり、高知に入って安芸に宿泊予定である。