昨夜の晩飯は、ホタテの刺身、客が釣ってきたニジマスとイワナのアイの子の塩焼きがメイン。これに乾き物が加わり、日本酒、ビール、骨酒、焼酎が入ってシンデレラタイムまでエンドレス。今朝の朝食は8時過ぎ、それでもしっかりオカズを作って戴いた。
今日はドンヨリ本曇り。日中はもちそうだが、夜に入って雨が降るかもしれないとの予報だ。9時半過ぎ、宿を出発する。
道道などで葉室のICへ向かうが、途中「ザ・ホッカイドウ」的風景があちこちで眺められ、走っていて気分がいい。葉室~本別は高速を使い、本別から道道56号で浦幌駅へ向かう。
お目当ては、16年7月「こころ旅」の食事処「かし和家」の豚丼(860円)。色紙もきちんと飾られていた。
浦幌からは国道38号線で釧路へ向かう。ここは何年か前ネズミ捕りに引っ掛かったところ。先頭に立たないように、慎重に走る。案の定、途中一台が覆面につかまっていた。道の駅「しらぬか」、釧路駅前の「和商市場」で見学がてら休憩。
塘路湖などで時間をつぶし、15時半に今晩の宿である標茶のとほ宿「木里」に到着。しかし呼び鈴押しても応答がなく、16時まで国道を挟んだ湿原を眺めに行く。ところが、、、
借り入れの終わった畑に何やら白い大きなものが、なんと丹頂鶴が見えるではないか。向かって左が一回り大きなお父さん、右に大きさは変わらないが、模様がまだらな今年生まれた(?)幼鳥とぴったり付き添うお母さんだろう。双眼鏡とデジカメを交互に、しばしじっくり観察する。
しばらくすると、うしろの草むらから何か出てきた。オー・マイ・ガー、これは間違いなくキタギツネだ。これは歴史的一瞬が撮れるカモと、デジカメを持つ手が震える(ウソ)。
一番近づいたのがこの写真。ツルは威嚇するでもなく、悠然と土に口ばしを差し込んでいる。そのうちキツネも遠ざかっていった。スクープとはいかなかったが、私にとっては中身の濃い時間だった。
明日はここから一時間くらいのなったため別寒辺牛湿原でカヌーに乗る。残念ながら13~16時のツアーとなったため、この宿に連泊する予定だ。