春のロングツーリング(十八日目) 再会デェー

予報は晴れなのに、今にも降り出しそうなドンヨリした天気だ。7時からの朝飯をしっかり食べ、8時前、ホテルを出発する。向かったのは半島南の原城址」、天草四郎の城である。歩いて行くとデッカイ空堀がお出迎え、土塁の石組も思っていた規模より大分大きい。天草四郎の像と、その近くにある墓碑。この付近が広い台地となっており、規模の大きさがうかがわれる。
原城から雲仙方面に少し走り、半島南西側の南串町へ行く。国道から集落への降り口を間違え、かなりの急坂、細道を下って肝をつぶしたが何とか無事にたどり着く。T君はマルハ時代に一緒に働き、その後跡を継いでうしろに見える巻き網船団を束ねており、奥さんともどもイワシが原料の「エタリの塩辛」で「美味しんぼ」にも登場している。今は漁獲・加工・販売の六次産業化に頑張っているし、乗組員用の寮の増築現場も見せてもらった。頼もしい限りである。
先月の「こころ旅」で紹介された「諫早神社の大クスノキ」を見に行く。境内には注連縄が巻かれた三本の巨樹があったが、圧倒的に大きいのがこの樹。空洞化が進んでいるが懸命に頑張っている感じだ。ここから近い「いさはやの眼鏡橋」に行く。本明川の永久橋として天保年間に架けられたが、丈夫さが災いして流木などを堰止めることになり逆に洪水をもたらすことになったらしい。
諫早から高速にのり、長崎市街を経由して野母崎に行く。目的は「軍艦島」、野母崎の展望公園まで上がるつもりだったが、着く手前からもデジカメで撮れたためとちゅうから引き返した。
15時過ぎ、長崎駅近くのホテルにチェックイン。16時、マルハの同期入社で現在長崎のメディア関係で現役としてバリバリやっているNさんの会社を訪ねた。仕事を早く切り上げ近くの店で盃を上げる。十数年ぶりの再会だが、彼は容姿も含め全然変っていなかったなあ。
今夜から降り出し、明日の午前中まで雨が残りそうだ。佐賀の祐徳稲荷神社、朝倉の三連水車などを回りたいと思っているが、さてどうしよう、、、