春のロングツーリング(十九日目) エイリアンを食す

泊った部屋は奥まったところで、携帯が圏外となる大変なところ。窓を開けても景色なんて見えない。06時半、カッパをとりにバイクのところにいったら、外は音を立てて雨が降っていた。でも予昼過ぎには晴れる予報で、北ほど回復が早いようだ。時間ギリギリの10時にチェックアウト、もう雨も小降りとなっている。
当初諫早から有明海沿いに北上するつもりだったが、この雨では仕方ない。嬉野まで高速を使い、向かったのは朱色の柱と清水並みの舞台がある祐徳稲荷神社左側の石段を100段ほど上がり、舞台へ。奥の院まで300m」の看板に誘われ、上がったのが間違いの元。脱ぐのも面倒でカッパのままだったが、急坂で息は上がるし汗は滝のように出るし、途中で脱ぐ。「あと50m」の看板から長いこと、ながいこと。雨もあがってくれたが、直登好きの陽希もここは苦労するのでは、、、。ようやくたどり着くと、そこはナント高いことか。時計は正午をまわった。ここから干拓佐賀市東与賀町へ行く。
以前TVで見た「丸善」で、「むつごろう定食」1,200円に炙った干物の「ワラスボ」300円を食べる。むつごろうは甘辛く佃煮並みの味で頭からパクリ、尻尾まで食べた。ワラスボの口は正しく「エイリアン」、骨せんべいをかじっている感じだ。いずれも有明海の干潟で獲れる魚、できれば干潟まで行って現物をみたかったが、今回はあきらめた。
佐賀から高速を使い、朝倉市の「三連水車」へ行く。ちょっとややこしいところにあり、ようやく着いたと思ったら「現在メンテナンス中」で入歯を外したジジイのような姿にガッカリ。思ってたより規模も小さい気がした。
16時、朝倉のホテルにチェックイン。明日は糸島の二見ヶ浦宗像大社、時間があればカルストの平尾台をまわり、小倉泊の予定である。