春のロングツーリング(七日目) 一気に夏だ〜

一日待った甲斐があり、予報通り朝から青空が広がった。8時過ぎに宿を出発し、東に戻って北川村の「中岡慎太郎記念館」に行く。
中岡はここの庄屋の息子で土佐勤皇党出身。必ずしも竜馬と考え方は異なったようだ。少年の頃、この岩から飛び込む勇気もあったとか。イヤに新しいなと思ったら、戦後復元された生家だった。
同じ北川村の「モネの庭」に行く。蓮のモネの絵を模した庭園で、団体さんなど大勢の観光客でにぎわっていた。敷地は広くいろいろな池のほか、バラ園や
花壇などが整備され目を楽しませてくれた。
少し高知市の方へ走って安田町で昨秋放映された「SHOHEI TIME」。定休日のため仲は観れなかったが、昔ながらの映画館「大心劇場」の脇を抜け、「味工房じねん」に入る。途中でもらった自然薯を料理してもらったところだ。親子丼に自然薯をトッピングしたお薦めの「じねん丼(850円)」を戴く。オバちゃんに話を聞いたら、突然12人も来てテンヤワンヤの騒ぎになったらしい。お陰でサインをもらい損ね、スタッフが置いてった手拭を飾っているとのこと。オバちゃんに是非と勧められ、川沿いに10分ほど走って「こころの風景となった赤い鉄橋」に行ってみた。「結婚の許可を貰いに行くとき、ここで気合を入れた場所」だったと思う。
ここから高知市桂浜にある「坂本龍馬記念館」に行く。多くの直筆の手紙類が展示されていて、乙女姉にあてたお竜さんとの新婚旅行のものもあった。まだ時間があったので、明日行く予定だった高知で唯一の霊場大善寺」に行く。

第五番霊場 大善寺
須崎市の中心から少し離れた住宅街にある。駐車場のそば大師堂で、本堂は急な石段を少し上ったところにある。近所に迷惑だからと鐘撞は禁止だった。

「SHOHEI TIME」第二段。ここ須崎市の名物は「鍋焼きラーメン」。火野さんたちが寄った須崎駅近くの「えきまえ食堂」で並(648円)を食べる。出てきたときはグツグツいっていて麺はバリカタ。でもしばらくするとちょうど良い柔らかさになった。スープも変わっていて一瞬インスタント風の味がしたが、独特のコクがあって旨かった。

16時半、はりまや橋に近いホテルにチェックイン。今日の高知市は28℃だったとか、一気に夏が来た感じだ。明日は四国カルスト、梼原を走ってくる予定である。