北海道ツーリング 2016秋 (七日目) 晴れたと思ったら

今日はまあまあの天気。それにしても昨日からの豪雨、利尻では50年に一度の激しさで土砂崩れも起きたようだし、ついこの前走った稚内では冠水騒ぎになっている。自分でも綱渡りの悪運の強さに驚いている。
8時半ご主人に見送られ、お世話になった宿を後にする。先ずは当間の道駅へ直行し、今晩の宿を北見市で確保した。
10時、当間の射的山にある英国式庭園「上野ファーム」に行く。ここはガーディナー兼オーナーの上野砂由紀さん(別嬪さんでオープン前に掃除していた)の庭だ。ワタシャ庭の良さなど縁はないが、好きな人には堪らないだろう。私のねらいは射的山そのもの。「こころ旅」で体の弱い低学年の女の子と上り、風にそよぐ畑で「風の足跡」を見たところだ。低いが、景色はなかなかの絶景だった。
国道39号線で層雲峡へ。青空も見えていたのでロープウェーで黒岳の5合目へ、さらにリフトを乗り継いで7合目まで上がる。
黒岳は紅葉が一番早く始まるところ。まだ少し早いようだが、台風13号が行ってしまえば一気に進みそうだ。
おんねゆ温泉にある「山の水族館」に寄る。ここはリニューアルの際、若手スタッフの努力と一流デザイナーの協力で廃館の危機を脱し、今では人気となっている「旭山動物園」水版。入館料670円、期待して入る。館内は幻のサケである「イトウ」がメインで「世界の淡水魚」が展示されているが、レイアウトは確かに素晴らしいものの規模が小さすぎてナンカ物足りなかったなあ。
空は暗くなってきたが、水族館に入るときにポツリポツリとあたる程度。ところが出てきたら結構な降りになってるではないか。そんなの聞いてないよ、あわててカッパを着て北見へ向かったが、皮肉なもので市内に入ると小降りになり、ホテルに着いた頃には止んでいた。
北見市内に泊まった理由は「焼肉道食」でガッツ系の肉を食べるため。何かの旅番組に紹介されていてメモしてた店だ。一皿400円前後でボリュームがあり大根おろしのタレがまた旨く、B級好きの私にはピッタリ。
明日の夜から明後日にかけて台風による雨が心配される。悪運の強さに期待するだけだ。