天使の笑顔

朝からずっと曇り空、気温も低く寒い一日だった。
二日連続してジムを頑張ったので、今日は休養日にして部屋に閉じこもる。朝飯後は、追い込み段階の四国お遍路の検討だ。正直一日何か寺回れるか分からないので、もっぱら札所以外で立ち寄りたいところの検討だ。ガイド本やテレビの旅番組で紹介された絶景場所、食事処などを調べ、札所からの距離やコースをあたっている。
正午になり、点けっぱなしだったテレビで「グレートトラバース」が始まった。しばらくして昼飯の用意をすべく、いつものクセでリモコンの「一時停止」ボタンを押したが、一向に画像は止まらない。故障かなと思いながらしつこくボタンを押し続けるうち、いつものビデオではなく、今はライブで画像を見ていることに気が付いて苦笑い。これもトシのせいだろうか。
夕方、携帯が鳴ったので手にすると、娘からのLINEによる画面付き電話だ。先日上京した時に操作は教わってきたので、今日は落ち着いて受けることができた。すると画面には、Sちゃんが「おじいちゃん」と話しかけてくるではないか。もううれしくて「Sちゃん、Sちゃん、、大丈夫?」の連呼、また連呼。娘によれば、薬が効いたようで熱も下がり咳も大分おさまったという。Mちゃんも熱が下がったようで、ベッドでニコニコしながら手足をバタつかせている姿を見せてくれた。
天使の笑顔を見せてもらって安心したが、Sちゃんは明日も園を休ませ土曜にまたお医者さんの診察を受けるという。「完治して、もう心配ないよ」の連絡を願うのみである。