朝からドンヨリ曇り空。コンビニのパンを朝飯代わりとして8時半ホテルを出発する。時折ポツポツ雨があたるが、それ以上は降らないようだ。
高速も走り40分ほどで大阪・藤井寺の街中にある5番札所「葛井寺」に到着。朝早いのに拝観の人たちでいっぱいだ。特別に本堂内の観世音菩薩も拝観でき、その美しさに感動する。
富田林市内の古い町並みが残っている「寺内町」に寄る。江戸時代は天領で大きな屋敷や蔵が立ち並び、なかなか絵になる。交流館も含め、30分ほど散策する。
大阪で唯一残る「千早赤坂村」に寄る。ここは2016年10月の「こころ旅」で立ち寄ったところ。下赤坂の棚田は田起こしも水も歯ってなく、折角の美しさも台無しだった。
さあ、西国三十三所最大の難関である4番札所「施福寺」へいくときがきた。ナビの言う通り県道62号線を行くと、途中からジャリ道となり挙句は通行止めの看板が、、、。一旦国道に戻り、コンビニでスマホのマップを見直し、正午前ようやく到着した。
12時ジャスト、 麓の駐車場から上り始める。最初はスロープとわずかな段差がある急坂だ。中門に辿りついた時にはもう青息吐息、どころか死にそうなくらい。
門の先は本格的な石段のぼりが始まった。追い抜いた人は皆無なのに追い抜いてった人は数知れず。途中何度「おかあさ～ん」と叫んだことか。
愛染堂から最後の石段も140段あった。それこそ足を引きずり、ストックにしがみつくようにようやく本堂に着いた。ガイド本によるコースタイムは30分、私の記録は45分だった。
ここも500円で本堂内を拝観でき写真もＯＫで、ようやく上ってきた甲斐があったと感じた一瞬だった。くだりも25分かけて慎重に下りてきたが、もうアシはガクガク。
Ｍ まきのおさん
Ｓ せふくじ なんて
Ｋ キライだ
次の粉河寺へ向かうとき、火野さんなみに思わず「ＭＳＫ、ＭＳＫ」とつぶやいた。
14時半、泉佐野市の3番札所「粉河寺」に到着。施福寺で「精も、根も、胃の中も」使い果たし、境内の茶店で月見うどんと柿の葉寿司を食べる。考えたら三日ぶりの昼飯だった。
豪勢な大門をくぐると大きな境内があり中門にいたるが、なにかゆったりした感じを受ける。
ここは石庭も有名らしいが、ちょっとごちゃごちゃし過ぎの感もある。
今日の予定はすべて終了し、16時過ぎ、和歌山城ソバのホテルにチェックイン。
週明け20日からの天候がちょっとヤバくなっている。明日じっくり検討することにしよう。
