夏の逸品

日中少し青空も見せたが、朝から曇り空。気温はそう上がらず30℃にはいかなかったようだ。
今、マンションは大規模修繕の真っ最中で、足場が組まれ建物全体がシートに覆われている。そのため晴れてるのか、曇りなのか、はたまた雨が降っているのか、外の天候がサッパリわからない。オマケに大分暗いので、昼間でも照明を点けないと新聞も読めない。さらにサッシの塗装のためか、今、網戸も外して中にいれているため、ベランダも通路側も窓を開けられないので、部屋にいる間はエアコンを点けなければイレタもんじゃない。
という訳で、北海道から帰ってきたばかりというのに「どっかに出掛けたい病」に慢性的に罹っている状態だ。
午前中、ちょっと冷やかしに「ふるさと村」に行く。10時頃だったがもう駐車場は一杯だ。お目当ては「鮮魚」と「枝豆」。残念ながら魚は地の物が少なく、脂のない「イナダ」が安かったがヤメた。枝豆の方はもうお客がイッパイで試食をしながら次から次と売れていた。落ち着かないのでここもパスし、八号線をちょっと走って南区の産直「にこにこ市場」に行く。
ここも客は結構きていたが、それでもゆっくり品定めが出来る状態だ。枝豆は、6月になって早生の「弥彦娘」が先ず店頭に並ぶが、この頃は正直まだ高い。今は「湯上がり娘」「嫁いらず」などが出回って大分安くなり、100g当たり80円前後で買える。
「枝豆」といえば子供の頃を思い出す。昔は安かったのだろう、我が家の夏の夕食時には、必ず「枝豆が一掴み」、各人が座る飯台の前に配られた。小学生の頃は枝豆をもぐのが私の役目で、その代わり姉達よりも多めに母親が給してくれた。新潟に戻ってきてからの夏の夕飯時は、枝豆が完全にご飯代わりとなっている。
冷たいビールに塩気の効いた「枝豆」、正に夏の珠玉の逸品である。