オバカン旅行 2014年秋

昨日から姉達と信州安曇野へ一泊二日のオバカン旅行に行ってきた。
昨日は次姉を乗せ、9時15分、新潟を出発する。この時点では青空ものぞかせまあまあの天候であった。10時30分、長岡駅で埼玉在住の長姉をピックアップ、三人揃うのは半年ぶりでおしゃべりに興じながら北陸自動車道で一路安積野へ。しかし雲行きは段々怪しくなり、糸魚川I.Cを下りて国道148号線を走る頃には本格的な雨になってきた。
腹も減ってきたので白馬駅近くのレストランに入る。午後1時前にも関わらず客は我々のみ、しまったと思ったが後の祭り。私の「田舎鍋定食(味噌仕立て寄せ鍋)」1700円もそれなりだったが、姉たちの「天ざる」はノビきッたようなソバで完全にハズレだった。天候といい、この一軒目の店といい、この先が思いやられる旅の始まりとなった。
二時半、「安曇野ちひろ美術館」に到着。恥ずかしながら「いわさきちひろ」なる人を知らず、館内の展示物や姉たちから説明を受け勉強する。オバカン旅行は両親を偲ぶことが目的だが、「ちひろ」が亡父と同じ大正7年生まれと知り、旅との因縁を感じた。
このあと雨も強くなる中、常念岳登山口に通ずる道をかなり上りホテルに入る。ちょうど団体さんとかち合ってロビーは大変な混雑だったが無事チェックイン。部屋に入ってちょっとビックリ、折角PCを持ってきたのに何とネット環境がない(確認したつもりだったんだけどなあ)。さらに、さらに、テレビは地デジだけでBSが映らない。これじゃあ明朝「こころ旅」が見れないではないか。
6時、傷心をかかえレストランに向かう。今回は「おフランス」のフルコースだ。
生ビールでノドを潤し、私は冷酒、両姉はワインに切り替えて料理を楽しむ。順番に
①スモークした信州ハーブ鶏の柚子・りんごスープ添、②ハガツオのマリネ・トマトソース添、(以上二品は上品すぎて口に入れても胃袋に収まったのかを確認できず)、③舞茸クリームスープにフォアグラを浮かべて(かき回したらフォアグラがどっかに消えた)、④本日の魚料理(スズキだったかな?)、⑤口直しのグラニテ(意味わからず、マロウとレモンをかきまわしたら黄色に変化)、そして肉料理は⑥牛の炭火焼き・安曇野山葵と赤ワインソース(信州牛に切り替えたら千円の割増となる)、そしてデザートの⑦ラ・フランスコンポートと安曇野米のリオレ。姉達は満足したようだが私は量的に不満、これに「ユメアサヒ小麦の自家製パン」のくるみとハードロールを各2個ずつしっかり戴きようやく満足する。
そして今日。起きると雨は止んでいる。昨日は気付かなかったが窓から紅葉の始まった山肌がきれいだ。
朝食は4階の会場でバイキング。目の前で焼いてくれる「オムレツ」やお姉さんが各テーブルに運んでくれるアッたかいパン、信州らしい「そば」や「おやき」、和洋の多彩なメニューに満足する。

食後はベランダに出て、垣間見える山々の撮影にチャレンジ。窓ガラスに山容の絵が描かれているので、左の高い山は常念岳に間違いないようだ。
8時半、ホテルをチェックアウトし本日最初の「大王わさび農場」に行く。ここは入場料がないのでいい。入口近くの「水車小屋」も幻想的だった。
次は松本城へ。ここを訪れるのは3〜4回め、城に登るのは割愛してもっぱら周囲でデジカメ撮影につとめた。遠くに常念岳を望めたが私の腕ではこれが限界だな。
見学を終わって小布施に向かい、12時過ぎに北斎美術館近くに到着。近くのそば屋に入り「ざる」で昼飯(写真撮り忘れた)を食べる。小布施のターゲットは今が旬の竹風堂「栗おこわ」、お土産に買って帰り今晩のご飯代わりとなった。
長岡で長姉を下ろし、予定通り4時ジャストに新潟安着。悪運強く今日の観光中は何とか天気が持ってくれ、両姉も満足してくれて7回目のオバカン旅行も無事に終えることが出来た。
8回目の旅は、来春山形へ行くことで意見が一致。コーディネーター、ツアーコンダクター兼ドライバーとして今冬コースを検討してみよう。オット〜、その前に三人とも元気でいることが一番重要である。