激動の10年

昨日は、一日雨が降ったり止んだりで気温も上がらずウスラ寒かった。今朝は曇り空ながら日中結構陽射しもあり、まあまあの日和である。
平成16年10月23日17時56分、新潟県中越地震が起きた。ちょうど石巻に出張中で、ホテルから食事に出ようとした時にグラっときたことを覚えている。ロビーに戻ってテレビで新潟県震源であることを知り、あわてて一人暮らしだった母親や市内在住の次姉に電話したが通じない。しばらく経って次姉から母共々無事とのメールがありホッとしたものだ。
震源地の新潟・山古志村では大規模な地滑りや川が堰き止められて家屋が水没など大きな被害が発生し、多数の死者もでた。新幹線、関越高速も被害を受けて復旧に時間を要し、年末の帰省には羽田から初めて飛行機を利用した。
考えてみると、この10年はそれまでとは比べようもない激動の10年であった。平成17年に父、19年に母をおくり、カミさんと出逢いそして別れ、住居も津田沼、横浜、故郷の新潟へ。大学から携わってきた水産・漁業も定年で卒業(中退?)し、東北大震災を筆頭とする自然災害やいろいろなニュースを見聞きした。
そして今、多忙な調査研究マンから減量に苦しむ年金ライダーに変身し、孫の成長が楽しみなサンデー毎日の生活を楽しんでいる。
この先10年何が起きるかわからないが、「終わりよければ全て良し」で、過ぎた10年を平穏に懐かしく振り返る自分がいることを期待している。