春のミニ東北ツーリング(初日)

快晴の朝6時ちょうど、出来島を発つ。
新潟中央I.Cから高速を走り、終点の「朝日まほろば」まで約1時間。走れば結構体が冷えてくるが、道の駅はまだ開いていない。仕方なく国道7号線を続航する。県境の蒲萄峠付近では気温8℃の表示で、桜がちょうど満開を迎えていた。ということは、この付近、札幌並みの気候ということかな。
七時半、山形県に入った道の駅「あつみ」で休憩。ここも開店前、穏やかな海を見、缶コーヒーで体を温めた。

温海から高速に入る。鶴岡までは無料区間だがトンネルばっかりで景色が見えず、またもや体が冷えてきた。終点の酒田みなとI.Cで下りて、道の駅「鳥海」で二回目の休憩。味噌の餅と二杯目のコーヒーが旨かった。

遊佐から鳥海山を望む。この付近を走るのは3回めだがこんなに見事な鳥海山は初めてだ、遊佐町で来たかったのが湧水の「牛渡川」だ。「ニッポンの里山」では常連の清流、梅花藻はもう少し暖かくなってからかな。

すぐ近くの「十六羅漢岩」、秋田との県境にある「三崎公園」に行く。それぞれ駐車場から歩かされて汗をかいたが、その割に景観はイマイチだった。

7号線をちょっと戻って、鳥海ブルーラインで5合目にある「鉾立山荘」に向かうが、上りに入ってすぐ残雪が目立つようになり、山荘付近ではご覧のとおりの雪がある。強い風も吹き、雪の前の濡れたようなところは実は凍っていて、目の前で大型バイク・ニンジャが転倒してしまった。秋田側のパノラマラインを慎重に下り「奈曽の白滝」に立ち寄る。駐車場から神社の階段をのぼり、宝物殿からは今度は下って谷底の滝に到着。十分にマイナスイオンを満喫できたはいいが、上りが大変だった。
7号線を北上し、ほどなく道の駅「象潟」に到着する。休日のためかレストランは行列ができていたが、並んで「比内地鶏丼1274円」で昼食。食後、6階の展望台に上がったがここからの眺めがサイコーで、所々島のように浮かぶ林の象潟の風景、鳥海山の見事な山容を満喫できた。
三時過ぎ、秋田のホテルに到着。シャワーを浴びたあと、すぐそばの千秋公園に行ってみる。桜祭の最終日でかなりの人出で賑わっていたが、残念ながら園内は見事な葉桜状態でガッカリだった。

明日も晴天が続き、気温もグンと上がるようだ。角館・武家屋敷の桜は残っているか、心配だなあ。