慣らし山形ツーリング(最終三日目) 早めの切揚げ

泊まった宿の自慢の一つが4階にある展望風呂で、一番で海を見ながらノンビリ浸かる。17時過ぎ、日本海に沈む夕日がきれいだった。
18時から一階の食事処で待望の晩飯だ。「漁師宿」を謳うだけあってズラリと魚介が並ぶ。刺身はタイ・ホウボウ・アジのたたきと量タップリ、イシモチの唐揚げにヒメダイの煮物、カツオのマリネ、塩辛、鮭の氷頭なます、焼きタイの餡かけ、鯛飯にアサリの味噌汁、香の物以外すべて魚介だった。朝飯も鮭にイクラと期待通りで大満足。ここは二食付きで税込み7,560円、ウチからも近いし魚を楽しむために毎年来てもいいかなと思える宿だった。
今日は8時半過ぎに宿を出て、バイクで10分ほどの「加茂水族館」へ向かう。ここは2回目だが、建物が新しくなってからは始めてだ。ここからは
鳥海山を臨むことができた。9時オープンにも関わらず、もうかなりの観光客が来ていた。以前より
淡水・海水の魚類が増えているが、ここはクラゲが有名で世界中から集められている。クラゲの動きをじっと見ていると、ナンカ癒される気になるし宇宙を感じる気にもなるから不思議だ。よく紹介される大水槽は思いのほかつまらなかったが、入館料千円分は楽しんだ。クラゲの餌付け、アシカのショーは割愛し、海岸線を南下する。今日は新潟県に入って弱い雨となりそうな予報が出ているから先を急いだほうが良さそうだ。
国道7号線に出て温海近くの「塩俵岩」に寄る。玄武岩の岩塊節理と柱状節理がぶつかり合い、塩俵を積んだような独特の形をしている。これはグーグルの説明で現地には何の説明もないのが残念だ。
新潟との県境、鼠ヶ関に初めて寄ってみた。弁天島の神社のところに「源義経碑」がある。奥州へ落ちのびる途中、舟でここ念珠ヶ関に上陸したらしい。
新潟県に入って村上が近づいてくるとポツポツ雨があたってきた。海岸線を走り笹川流れを観ながら下るつもりでいたが、7号線をそのまま進み、まほろば朝日から高速で一気に戻ることにした。カッパを着込むほどではないが霧雨状態はその後も続く。12時半、内野のガレージに到着。ドスコイ三世の慣らし運転を兼ねた紅葉ツーリングを無事終えることができた。雨だったので寄らなかったが、気になったクラッチレバーの調整は日を改めていくことにする。
この週末は大分気温が下がるらしい。今度はいつ走れるかな、、、