北海道ツーリング(七日目) 帯広から旭川へ

朝、雨は降ってはいないが道路は濡れている。
7時からバイキングの朝飯。充実したメニューが揃っていて思わずニッコリ。和食には定番モノのほか、そば・うどんがあり温・冷のツユも揃ってる。洋食には、さすが帯広、茹で味付き豚肉があり、ご飯に数枚のせて丼もよし、その上からカレーをかけるもよし。久しぶりに新横浜プリンスに準ずる朝バイを堪能した。
8時半にホテル出発し40分ほどで十勝高原展望台に到着。133号線から入る約1kmがダートの白樺並木となっている。展望台は貸切、360度のパノラマだが視程がイマイチ、イマニ、イマサンくらいでまたもや天候を恨むことに。

次に「ナイタイ高原牧場」に向かう。入口に入ってから草原のパノラマロードを約7kmくらいヒタスラ上っていくハズであったが、段々視界が悪くなり終点のレストランに着く頃には2〜30m先くらいしか見えない。ここの和牛丼が旨いと評判だが、真っ白の中では食欲もわかず(単なる朝バイの食べ過ぎ)コーヒーだけ飲んで帰ってきた。

273号線に戻り、北上する。糠平湖のタウシュベツ展望台は見逃してしまったが、多くの橋梁を渡りながら間もなく「三国峠」に着く。ワインロードを気持ちよく走れ気にならなかったが、かなりの高さを昇ってきたようだ。


何本かトンネルを抜け、層雲峡の滝にやってきた。向かって左側が優雅に落ちる銀河の滝、右側がダイナミックな流星の滝というらしい。両方見える地点「双瀑台」には20分、450mほど登らなければならないようで今日はヤメ。下からでも迫力は十分だ(と自分を納得させる)。
ほどなく層雲峡温泉郷に到着。黒岳(どの山か分からない)の七合目まで上がるロープウェーがあるが、見上げればガスで覆われているので断念。もう1時過ぎていたので「塩ラーメン」700円を食べる。コメントするほどの味ではないが、腹だけはフクれた。

旭川はここから50km足らず。雨が少し強くなったが、ホテルに入るにはチト早い。幸い15分ほどで雨も止んだので道駅「とうま」に寄ってみた。当麻は「デンスケスイカ」など農産物が有名なようで、今は「あづまメロン」が旬らしい。冷えたカットメロン300円は甘く美味だった。
3時半過ぎ、今晩の宿・旭川駅前のホテルにチェックイン。半地下の駐車場にバイクを置くことが出来、一安心。
6時過ぎに晩飯に出た。旭川に泊まるのは、5年前にカミさんと来た時以来で、記憶を辿り二人で食べた「松尾ジンギスカン旭川店」へ行ってみた。食べ終わってカミさんが怒ったような記憶があるが、その原因が思い出せない。
ここは店の人が焼いてくれる。先ず周りに野菜をぐるっと置いて上からタレをかけて煮始め、次にタレに漬け込んだラムなどの肉をテッペンにのせ両面に焼き色がでると「さあ、どうぞ」と食べ始める。ちょっと鉄板の上が空くと、店員さんがさっと来て野菜やら肉やらをまた載せていく。自分のペースで焼いて食べれない、何しろセワシイのである。
そうだ、これだった。肉はそれなりに美味しいのだが、せかされ続けて食べ、店を出ると「落ち着かない、もうイヤ」とカミさんがフクレたんだった。今日もせかされたが、私にはちょうど良いペースだった。

あまり強くは降らないみたいだけど、明日、明後日とまた雨の予報だ。何とかお日様が出ている下で、美瑛・富良野を走り回りたい。こうなったら、意地だ。スカッと晴れるまでこちらで粘ってやるかな。