北海道ツーリング 2015 (七日目) 道内は梅雨明け

5時半起床、予想通り全然ハラが減っていない。ポークチャップ、恐るべしである。
昨日も思ったが、この中標津の町、宿のある付近、そしてこの建物、最近出来たものかピッカピカである。宿の女将は会津出身で、小学6年で前年の新潟地震の爪痕が残る新潟へ修学旅行にきたそうな。8時半、宿を出発。
昨日来た道を戻り、別海町から西に折れて霧多布岬を目指した。途中は牧場が並び、北海道らしい景色が楽しい。霧多布岬には(駄)馬も放牧されていた。
10時過ぎ、霧多布岬に到着。左が岬の西側、右が東側の海岸線で、切り立った絶壁が続いている。岬の真下には、侵食で穴開きの岩や羽を休めるウミウが見える。崖沿いには「エゾカンゾウ」の黄色い花が満開だった。

厚岸方面へ8kmほど走ったところにある「琵琶瀬展望台」に寄ったが、湿原モドキの風景は中途半端だったなあ。厚岸に近い「涙岬」で「立岩」を見る。昔、厚岸の若者と霧多布の網元の娘が恋に落ちたが、若者はこの付近で遭難死。嘆き悲しんだ娘は、ここから若者の名前を何度も何度も呼び、立岩は懸命に陸に上がろうとする若者の姿を見せているらしい。

正午前「道の駅厚岸グルメパーク」に到着し、早速レストラン「炙り屋」へ。
入店前に水槽から貝や牡蠣などを自分で選び、炭火で焼いて食べるシステムだ。写真の牡蠣は180円/ケ、10個チョイスし炭代300円プラスの計2100円の昼飯だ。味は? まあ可もなし不可もなしといったところかな。

厚岸から40kmほど離れた釧路湿原の「細岡展望台」へ行く。

国道からしばらくはきれいな舗装道路が続き、3km手前から荒れた昔の舗装路、最後の1kmはガタガタの未舗装路で走りに神経を使った。駐車場に着くと300mほど徒歩で上がり、やっと展望台に着く。しかしこの景色を見たら苦労も吹っ飛ぶというものだ。天気はサイコー、遠望する左の山が「雌阿寒岳」、右が摩周湖からも見えた「雄阿寒岳」だ。手前は釧路川で、湿原の広大さがわかる絶景だった。
しばらくこの景色に見とれたのち、釧路に近いコンビニに出掛け、今晩の晩飯と(薬用or常用)酒を仕込んでくる。16時前、ちょっと早めにペンションにチェックイン。ここは塘路湖を見下ろす高台にあり眺望は最高だ。ここを選んだのは、明日午前中、塘路湖で90分のカヌー体験をするためである。
北海道は梅雨明けのような感じで昨日までの雨はどこへやら、道内全域来週始めくらいまでお日様マークが並んでいる。明日はカヌーのあと、帯広へ移動する予定だ。