電話の賀状

朝は小雨だったが、昼から風も雨も強まっってきた。夜からは雪に変わるらしい。

今日、サケマス漁業に従事していた時の知人で上山市に住んでおられるSさんから電話をいただいた。最後の操業が昭和63年だったから、実に25年ぶりにお声を聞いたことになる。
母船式サケマス漁業も、入社した昭和48年当時は10船団あったが53年に6船団、54年に4船団、62年に3船団、そして63年に1船団となって終了したが、彼は独航船の局長や漁撈長としてずっと一緒で随分可愛がっていただいた。彼の漁船は気仙沼所属で、北洋の漁期(5〜8月)以外は周年でマグロはえ縄漁をやっており、根っからの漁師である。
サケマス後は年賀状だけやりとりしていた。彼は震災後の昨年から年賀状は欠礼している由。私の賀状が届いたことと、冗談ながら88歳になられ最後かもしれないと電話をしたとのことだ。「北洋時代は楽しく仕事が出来た、本当にお世話になった」と言われ、私も胸が熱くなった。

住んでおられる上山市は車で日帰り出来るところにある。春になったら花見がてら訪ねてみたいと思っている。