東北ツーリング(三日目) 天国と地獄

昨夜、ロビーしか起動しないネットを利用してブログを送ったが、若者たちの団体さんが来たらしくカラオケルームは大賑わいだった。
今朝も7時開場を待ってバイキングの朝飯を食べる。しっかり食べたことが、後で大いに役に立つ。
夜が明けると曇り空ながら青空も見える。予定通り、8時半にホテルを出発し341号線を北上するが、走り始めた途端にポツポツと降り出しカッパを着ることになった。
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玉川温泉を過ぎて右折し、八幡平方面に向かうアスピーテラインを走るが、カーブはきついし雨も段々強くなる。気温も下がってきて、たまらず燕温泉入口で休憩。
ここまで来たら初志貫徹、そのまま走り続けるが視界は悪いし体も冷えてきて八幡平山頂でまたも休憩。レストランのホットコーヒーで体を温めていると雨もやみ、視界も少し良くなった。
走り始めた下りのアスピーテラインは、カーブも緩く道も乾いていて快適そのもの。松尾八幡平I.Cから高速に入るが、わが愛馬、やっぱしハイウェイで「天国」の走りが出来るようだ。
高速を十和田・大館で下り、103号線を十和田湖に向かうが、雨は完全に止み陽射しも出てきた。
発荷峠展望台より十和田湖を一望、う〜ん、絶景かな、絶景かな。
もう午後一時を回っていたが、朝のバイキングが効いて腹持ちもよく湖南を回って一気に奥入瀬に向かう。





天気はますます良くなって、奥入瀬では適当にバイクを止めながら、川面の美しさにウットリ。
さあ、昼飯とチェック済みの食堂を探すが見つからず、えい、ママよ、と萱野茶屋まで走ることにした。
ところが、ところが、奥入瀬過ぎた頃から雲行きが怪しくなり、そのうち本降りになってくるではないか。道路にも水たまりや結構な流れができ始めたが、途中休むところもなく、車が来ないことを幸いにマイペースでヤワヤワいくも「地獄」の走りに変わりない。八甲田ロープウェイに来ると雷も鳴りだした。萱野茶屋はもうすぐと慎重に向かうが、ナント、茶屋に到着してみれば観光バスが雨宿りしていて外目にも店の中はいっぱい。これでは休めないと、体は冷え切ったまま、あと15km足らずの青森まで走り続けるはめに。
バイキングのお蔭で晩飯までは生きていられる自信はある。雨の山中でコケたらタダでは済まないと、慎重のうえにも慎重を重ね、2時半過ぎ、眼下に待望の青森市内が見えてきた。
と思ったら、皮肉なことに雨も小降りになり段々青空が広がってくるではないか。駅前のホテルに着くころには完全に雨も上がり、お日様カンカン。まったくもって天候が最悪の時に寒い思いをして走ってきたようだ。
チェックイン後、バスタブに湯を溜めて入り、ようやく人心地がついた。
5時過ぎ、晩飯がてら街をぶらつき、居酒屋でいっぱいやって最後に「焼干しラーメン」を食べる。魚介系がプンプンするかと思いきや全然しない。ちょっと濃い目の醤油ラーメンの感じだったが、細縮れ麺はツルツルして美味しかった。

ツーリングも半分を消化して折り返しだ。
明日こそは天候も良好なようで、旅の最北端である竜飛崎からの眺めに期待したい。