ロングドライブを振り返って(1)

起き掛けは曇っていたが段々とれだし、昼前から一気に青空となった。でも気温は低めで秋空のような感覚だ。ドライブ中に溜った汚れ物を2回に分けて洗濯、スッキリと乾いてくれたので助かった。

今回のドライブ中、ずっと天候に恵まれた。序盤こそ愚図ついた日もあったが、それでも傘をさすか迷うぐらいのもので、お陰で予定していたコースをほぼ回ることができ、五木寛之が巡礼した百寺、西国三十三所を結願することができた。観光地で今回行けなかったのは、広島県の帝釈峡。これは「また来いよ」と誘われているものと理解している。

堪えたのは後半の暑さだ。でもエアコンをかければ車中は天国、移動中でも水は飲めるし腹を満たすこともできるし、車の有難さをしみじみ感じた。バイクで走っているライダーを見ても、うらやましいとは全然思えず「可哀そうに、、、」と思う気持ちの方が強かった。

これって、バイクに乗る体力がなくなったことへの嫉妬からかな、、、

2022春のドライブ(二十六、二十七日日=最終)

ついにゴール

昨3日(金)、泊まったのは世久見(せくみ)漁港に面した漁師民宿。窓を開ければこの景色だ。この集落に属する烏辺(うべ)島、村民以外立ち入り禁止とのこと。朝飯付き4,690円、メニューも十分だった。

8時半、宿を出発。30分ほどで鯖街道沿いの若狭町「熊川宿」に寄る。道の駅に車を停め、通りを散策。湧き水が流れ、雰囲気のある街並みっだ。

 

滋賀県に入り、マキノ高原の「メタセコイヤ並木」を走る。凛とした立ち姿が美形である。

並木道中間付近の東側にレストラン群と大駐車場ができ、並木の両側に歩道ができて便利になり、多くの客でにぎわっていた。

道の駅「マキノ追坂峠」により、琵琶湖の絶景を期待したが、霞が強くウッスラしか見えない。早々に切りあげて奥琵琶湖の集落へ急ぐ。

 

山裾と水辺のわずかな土地にしがみつくように立ち並ぶ「菅浦集落」。西・東にそれぞれ「四門」と言われる出入り口はあるが、東端より先に道はなく入るのは西からだけ。山は急峻で、昔は唯一舟だけが交通手段だったようだ。

琵琶湖の北側を大きく回り込み、長浜市の道駅「水鳥ステーション」に行く。目当ては、びわ鱒と鮎の押し寿司が4ヶずつ入って605円、琵琶湖産もロコ佃煮が380円。早速買い込んで車の中で昼飯、ほかにも独特の鮒寿司や佃煮、唐揚げなどがあった。

琵琶湖の北側にある「余呉湖」に寄る。以前リフトで上がった賤ケ岳の上から見たので来てみたが、う~ん、正直景観はあまりよろしくない。早々に今晩厄介になる越前町に向かった。

一般道を走り、敦賀市経由で16時頃越前町に到着。まだ時間が早いので越前温泉露天風呂「日本海」で一風呂浴び、時間調整。あとで「一緒に温泉へいくつもりだったのに」とO君から叱られた。

18時前、小樟のOさん宅に到着。O君はかにミュージアムに努める現役で、4年前に受けた心臓バイパス手術の大病を克服し、今では毎日の鍛錬で筋肉モリモリ、週一のゴルフもこなすなど健康そのものだ。積もる話に華が咲き、シンデレラタイム近くまでおしゃべりが続いた。

 

そして今日4日(土)、勤めで朝早く出られた奥さんに代わり、彼の作ってくれた味噌汁で朝飯を食べる。話は尽きなかったが、9時に彼の家を辞す。

家路につく前に、「一乗谷朝倉氏遺構」の「復元家並み群」を見に行く。大人330円のところナント70歳以上は無料とか、ラッキ~。

時代劇の撮影が行われていたし、スタッフが往時の住人に扮してムードを盛り上げてくれる。記念デジカメをお願いしたら気軽に応じてくれた。

11時ちょうど、福井ICより北陸高速道に入り一路我が家へ。2時間ほど走って「有磯海」SAで、持たせてくれた夕べのご馳走の昼飯を食べる。奥さんの揚げ物が絶品だ。

16時過ぎ、新潟の我が家に安着。先月9日から27日間、何とか無事に走り切ることができ、正直ほっとしている。総括は明日にして、もう遅いから寝よっと、、、オヤスミナサイ

2022春のドライブ(二十五日日)

道の駅には7~8台が泊っている。夜中にトイレに行ったとき、満天の星空にしばしウットリ。今朝は5時過ぎに鳥の声で目が覚めた。今日の行先をチェックし、7時半過ぎに道の駅を出発する。

西国三十三所第二十八番札所「成相(なりあい)寺」へ。麓に車を置き、傘松公園からバスで行く方法もあるが、車で行ってみた。本堂近くでは泣きそうなくらいの急坂が続いたが、なんとか到着。本堂でご本尊の観世音菩薩を拝観したが暗くてよく見えない。御朱印を戴き、これで三十三所、番外三ヶ寺、すべて巡ることができた。

本堂の駐車場からさらに5分ほど上がると、寺自慢のパノラマ展望台がある。

3枚二百円のかわらけ投げに挑戦。10mあるかなしかの距離だが、結果は3枚ともアウト。運転には気を付けなくっちゃ、、、

 

宮津駅の近くにある「ビューランド」に行く。ゴンドラ、リフトとも往復850円、勿論リフトを選択する。

以前の傘松公園、今日の成相寺パノラマ展望台から天橋立を見ているが、俯瞰の高度が低いここビューランドからが砂浜の形状がきれいで、股のぞきすると何より「飛龍」の感じが一番でている気がする。

 

由良川にかかる京丹後鉄道宮舞線の鉄橋をみる。橋脚が低いため、水面を走る線路のように見える(らしい)。

時間もあるので、福知山市大江山の「鬼の交流博物館」にいく。入館料330円は良いが、説明もビデオ放映も何にもなく、ただそこいらじゅうのお面や鬼瓦の類を飾ってあるだけで、まるっきりつまらない。ここえ行く途中、元伊勢神宮の内宮と外宮があるのだが、「石段300段」の看板を見て早々に諦めた。

12時過ぎ、道の駅「舞鶴港とれとれセンター」に寄る。駐車場は満車に近いのだが中の売り場は御覧の通り閑散としている。景気の回復はまだ先か? と思いつつ一番安い「シラス丼」1,050円で昼飯を食べた。

 

今晩の宿が三方五湖に近かったので、五湖の北側を半周する有料(1,060円)のレインボーラインを走る。ここは2回目。今年9月から一般道路になるらしいが、途中の駐車エリアは雑草が伸び放題でウ~ンという感じだった。

 

15時半、若狭町の民宿にチェックイン。夕方「夕日がきれいですよ」と声を掛けてくれ、部屋の窓から一枚。沖の烏辺島に陽が隠れる瞬間だった。

明日は鯖街道を通って琵琶湖の高島市に出て、北岸、長浜市、北国街道を北上して越前町のOさん宅に一晩お世話になる予定だ。明後日には高速で新潟に戻るつもりで、明日のブログはオヤスミします。

2022春のドライブ(二十四日日)・・・修正版

今日は、鳥取市久松公園鳥取城跡)、餘部鉄橋、豊岡の「コウノトリの郷」を経由して丹後半島の突端に近い、道の駅「舟屋の伊根」に到着。今夜はここで車中泊

ポータブルバッテリー十分と思いきや、スイッチ誤作動で放電してしまい、今日はブログ書けず。明日、まとめて報告します。

早いけど、酒喰らって寝るしかない。トホホ、、、オヤスミナサイ

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「久々の車中泊

お昼過ぎまで雲は多めだったが雨の心配はなく、夕方以降は晴れの予報が出ている。

8時半宿を出発、車で10分ほどの「久松公園鳥取城跡)」へ。写真の橋を渡って大手門から入ろうと思ったが、中は修復工事の真っ最中で場内通り抜け禁止だって。

小一時間ほど走り、兵庫県香住の「餘部鉄橋」に寄る。学生時代を含めば3回目の来訪、今回初めて鉄橋の上に上がる。

無料のエレベーターであっと言う間に「空の駅」に着く。かなりの迫力にびっくりだ。帰りは古い「鉄」橋の構造を観察しながら、坂道をブラブラと下ってきた。

 

11時過ぎ、豊岡市の「コウノトリの郷」に到着。協力金百円を払い、飼育棟で飛ばないようにした3組のツガイを見る。

付近には田んぼが広がり、放鳥したコウノトリも見れるというが見えるのはサギだけだった。この巣は、北から渡ってきたコウノトリが作ったものとか。

 

道の駅で休憩を繰り返しながら丹後半島を廻り、「宇良神社」に寄る。数ある「浦島伝説」の中でも、日本書紀に記述がみられる一番古い「浦島」だそうな。留守で聞けなかったが、普段は宝物館で神主さんが伝来の絵巻物で浦島伝説を開設してくれるという。

 

伊根町の造り酒屋「向井酒造」へ行く。マスコミによく登場する女杜氏の社長に会いたかったのだが、店番はそのお母さん(?)だったかな。旅のお供に常温でお薦めの「京の春」を購入した。

 

コンビニで二食分を仕入れ、早々に道の駅「舟屋の里伊根」で車中泊の準備に入る。多島美に、艇庫がガレージのように家の一部になっている独特の舟屋がバエる。明るいうちはエンジンをかけ、PCで写真の整理を終了。エンジン切ってからブログを作ろうとバッテリーを見たら、、、(本文の最上段に戻る)

2022春のドライブ(二十三日日)

百寺、コンプリート

今朝は雨は上がっているが、ドンヨリ本曇りである。大山はスッポリ霧に覆われて麓からは全然見えない。8時半ホテルを出発し、大山の西側麓にある五木・百寺の「大山寺」へ向かう。

しばらくは順調に走るが、大山寺に近づくにつれメチャクチャガスが濃くなってきた。途中泣きそうになり、Uターンして戻ろうと思っても道幅が狭くて到底無理。前後にライトが見えないことがせめてもの慰めで、ヤワヤワ、ヤワヤワ車を進めていく。それでも何とか大山寺の駐車場に車を入れることができた。

ここから車で5ふんほどの「阿弥陀堂」にも行くつもりだったが、早々に諦め、高速の溝口ICに向かうが、まだまだガスが濃く、休みヤスミ走ってようやく乗ることができた。

 

皮算用より1時間遅れ、11時半、岡山の津山城跡(鶴山公園)に到着。

山城の改修で、コンパクトの割には石垣が高く、天守までの道が複雑だ。

一段低いところからでもこの展望、天守からは360℃のパノラマが広がっていたに違いない。

 

津山での忘れ物がもう一つ、「ホルモンうどん」である。「こころ旅」が寄った店に行ったのだが、車を停めるところがなく、大山のガスのお陰で予定も詰まっていたので諦めた。代わりに国道179号線で北上中、道の駅「奥津温泉」でバイキングランチ(1,350円)を食べる。品数も多く、思わず食べ過ぎて夜になっても胸焼けが止まらない。

 

鳥取に戻り、三朝温泉から東へ10㎞ほどの「三徳山三佛寺」へ。

三佛寺本殿の奥が「投入堂」までの登山口で、本格的装備が必要と注意書きがある。急峻の山道で毎年事故が発生しているとか。足腰にガタがきているジジイにはお呼びでない道である。

樹木に隠れ、下から見えるのは(左から)、受付から見える「文殊堂」、本堂からの「地蔵堂」、ちょっと走った遥拝所から見える「投入堂」だけ。この投入堂もようやく見えたもので、もうちょっと樹が伸びると下からは無理となるかもしれない。

 

16時半、鳥取市内のホテルにチェックイン。ご本尊や仏像など拝観していない寺もあるが、今日の三佛寺をもって五木・百寺の結願だ。今回のドライブ目的の一つを達成することができた。明日は海岸線を走って京都の伊根まで行く予定である。

2022春のドライブ(二十二日日)

四週目、突入

今回のドライブも四週目に入った。今日は小雨が降ったり止んだり、午後になって時折雨脚が強くなる時もあった。

8時半ホテル出発、30分ほどで「日御碕」に到着する。灯台の高さは日本一、視界はイマイチだったが波は静かで突端には釣り人が奮闘していた。

 

宍道湖の北側を走り、松江城大手前広場から「堀川めぐり」1500円の遊覧船に乗る。

数か所の橋をくぐる際に舟の屋根を下げるが、オナカがつかえて苦しいこと。

多くの城はあるが、濠を一周できるのはここだけらしい。4㎞のコースを50分ほどかけてゆっくり進む。

下船後、天守閣まで散策。2回目の訪問となるが、今回も上がらずに引き返してきた。この城、再建と思えるくらい美しいよなあ。

 

市街から南へ30分ほど走り、「神魂(かもす)神社」に行く。14世紀にたてられた本殿が、日本で一番古い大社造りで国宝となっている。古色蒼然と建っていて歴史を感じさせる。

 

14時過ぎ、五木・百寺で安来にある「清水寺」に寄る。山門までは緩やかな石段だったが、金(本)堂まではだらだら坂と石段が続き、ガタガタになってようやくたどり着いた。さらにその奥に三重塔についたときにはもうダメ、思わずしゃがみこんだ。

鳥取県に入り、16時米子のホテルにチェックイン。明日は大山寺、その後忘れ物を「撮り」に岡山県に入り、Uターンして鳥取市内に泊する予定だ。

 

2022春のドライブ(二十一日日)

勘違い

今朝は雲一つない青空が広がっている。空気が乾いているので日陰では涼しく感じるが、直射日光はかなり厳しいものがあった。

 

8時過ぎ、宿に車を置いて出る。蒸気機関車のある津和野駅、鯉が泳ぐ庭を開放している米屋さんを通り、殿町通りへ行く。

白壁と掘割の町。2015年に来たときは大雨で水が濁っていたが、今日は澄んでいて鯉も気持ちよさそうだ。9時オープンの永明寺へ向かう。

 

五木・百寺で津和野歴代藩主の菩提寺である曹洞宗「永明寺」。拝観者は私だけ、本堂、寶蔵、書院、庭園とゆっくり見て回る。

現在、令和の修繕中であちこちに麹用具が置かれていてデジカメアングルに少々苦労するが、茅葺の本堂が青空にバエる。

 

津和野から1時間半ほど走り、島根県浜田市の「石見畳ヶ浦」に行く。モジュールという独特の丸い岩が点在する遠浅の海岸が続く。

海岸に通じるトンネルの途中にある「賽の河原」と外海に通じてる二つの穴、島模様の断層が見える「馬の背」など見るところが多い。海も静かで、多くの家族連れが波打ち際で遊んでいた。

 

さらに車で1時間半ほど北上し、大田市の「仁摩サンドミュージアム」に入る。札幌の雪まつりのような砂の像や建物を期待したのだが、どこにもない。係員に「像はどこ?」と聞くと、「それは車で4時間ほどの鳥取ミュージアム、ここは砂時計がメイン」とのこと。とんだ勘違いで、世界一の砂時計などに全然興味はなく早々に退散した。

 

ハラが減ったので、道の駅「ロード銀山」で名物の「割子そば850円」と「箱寿司」500円を食べる。「そば」はともかく、箱寿司は押しが弱くまるで「ちらし」のようでパラパラだった。

 

15時前、通り道なので出雲大社に寄る。境内は多くの人で賑わっている。ここは3回目、駐車場からすぐの「神楽殿」の大注連縄にはいつも圧倒される。

本殿を一周する。結構新鮮な感覚になるのは、大社のせいだろうか。

 

16時ちょうど、出雲市内のホテルにチェックイン。スマホをみたら、今日も一万歩を越えていた。明日、回り方は決めていないが米子に宿をとろうと思っている。