2020東北ツーリング(六日目) 空気が抜けた~

今朝も雲は多めながら雨の心配はなさそうだ。やはり北国、朝は少しヒンヤリしている。泊ったホテルは朝バイ付きで3,780円、7時半、嬉々として食事処へ。オカズの種類は少なめだが、値段からすれば十分楽しめた。8時半、ホテル出発。ところが、、、

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いつもよりずっと前輪が重い感じがしたが、無理してホテル脇の細道から右折して大通りに出る。そしてスピードを上げた途端、前輪がふらついてコケそうになったではないか。あわてて歩道に乗り上げタイヤを見ると、空気がほとんど抜けている。こうなったら自力復旧は困難、すぐにハーレーのロードサービスに連絡しレッカーの手配をお願いする。説明では青森県内にディーラーはなく、一番近いのが岩手県紫波町だとか。地図で調べると盛岡と花巻のちょうど中間だ、仕方ない。

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 10時過ぎ、レッカー車到着。こうやって「さらしモノ状態」で運ばれるのを見るのは何回目だろう。いつもながら情けない気持ちになる。実は昨日から「停車中の前輪がやけに重いな」と感じていたのだが、走っているときの違和感はそうなかった。何か異物が刺さったのであれば、徐々に空気が抜けていったのだろう。

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青森県内にディーラーが無くバイクが最も近い岩手県日詰のディーラーに着くのは13時過ぎ、修理の見通しは診てからの話し。今晩はとりあえず盛岡に泊することを決め、朝一で寄るはずだった「弘前城」に行ってみる。東門、東内門をくぐり、有料(320円)となる本丸跡へ。

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現在天守閣を移動させ石垣を大規模修理中だ。ところどころにあるミドリのモミジがきれいで、葉の後ろにある紅いr裸子(?)が映える。

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お金を払ってでも撮りたかったのが昨日見せられた岩木山だ。テッペン付近の雲が消えるのを待つこと30分、

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 何とか納得のいく写真が撮れたかな。

弘前駅に向かい、15時前に盛岡に着くチケットを手配。弘前からだと各駅で新青森へ、新青森から新幹線で盛岡までおよそ二時間若掛るようだ。駅中で昼飯を食べ、13時前に弘前を発つ。

14時過ぎデイ―ラーから携帯に電話があり、「タイヤに異物は無し。チューブレスのタイヤと接するゴム部分の傷がエア抜けの原因。タイヤは新品状態なのでチューブを入れる修理でどうか。これならすぐにでも復旧する」という話し。それは願ってもないことだ。ただ三月の車検で両輪ともタイヤ交換したばっかし、それが内部にキズがあったなんて、、、。盛岡で鈍行に乗り換え、15時半には「日詰駅」近くのディーラーに到着。もう修理は終わっており、修理中の写真を見ながら説明を受ける。修理費1万2千円也、これは新潟のディーラーと相談だ。走りは順調で盛岡まで20数分、いつもより少し遅れ16時20分チェックイン。

チャチャが付いた今回のツーリング、明日早めに出れば十分新潟まで帰り着くことはできるが急いでも仕方ない。水曜までは天気が持つようなので、明日は山形の東根に泊まりノンビリ帰ることにしよう、、、

2020東北ツーリング(五日目) 岩木山、絶景

起きたときは雲が多くてガスってたが、徐々に青空が広がってきた。いつもより遅めの8時20分、ホテル出発。今日は津軽半島を走る。

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40分ほどで外ヶ浜町陸奥湾フェリー乗り場に到着。後にみえる「トップマスト」に上がるが、エレベーターがあるかと思いきや、132の階段が舞っていた。津軽半島の東側突端、下北の斧の刃の部分、夏泊半島なでが眺められた。

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トップマストから、県道12号→14号と内陸を走って40分ほどで龍飛崎に到着。海岸線の先に太宰治の文学碑がある。急坂を上がって燈台方面へ。

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海を見れば、北に流れる潮がべらぼうに速い。バスの姿はないが、家族連れなどが来ている。昨日、今日と地元のバイクも多く見えるが、さすがに県外ナンバーは少ないようである。 

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龍飛崎から国道339号線シーサイドラインを下って、道の駅「十三湖高原」に行く。この道、ずっと海を見ながらで抜群の景色ながらクネクネの急坂がずっと続き、20数㎞の距離に45分ほどかかった。左に見えるタワーの2階部分から長い滑り台となっていて、多くの子供連れが遊んでいた。「しじみラーメンとミニ海鮮丼1,340円」で昼食。味は? ショッキのないスープで物足りず「名物に、、、」の味だった。

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 十三湖高原から内陸を南下。遠くに岩木山を見ながら走り、50分ほどで海岸にある「高山稲荷神社」に到着。

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本殿脇を100段ほど上り下りしたその先に、稲荷神社の赤い鳥居が並び人工の滝が落ちるところまで行ける。鳥居が低くて頭を二度ほどぶつけるし、ナニカちょっとわざとらしくて、、、

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 神社からは田んぼの中の道を五所川原方面に南下するが、段々岩木山が大きく見えてきて楽しい走りだった。

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45分ほどで五所川原にある津軽富士見湖に到着。湖には三連の「鶴の舞橋」が架けられており、橋越しの岩木山が絶景である。ここには本物の丹頂鶴も飼われていた。

15時ちょうどに弘前市内に入る。

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 百寺巡礼の一つ、「長勝寺」に寄る。先ずは三門の大きさに圧倒された。三門、茅葺の本堂と庫裡二棟、鐘楼が国の重文だ。ここは津軽藩主の菩提寺で、塀の向こうに代々藩主の廟が並んでいた、若い住職(?)としばし雑談、コロナにはやはり頭を痛めておられた。

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長勝寺から2㎞ほど離れたところにある「最勝院五重塔」を見る。本州北端の五重塔らしい。境内には事由に入れるが、パンフや由書らしきものがなく詳しくは帰ってから調べよう。

16時過ぎ、ホテルに入る。明日は奥入瀬十和田湖、八幡平を廻り、盛岡に泊の予定である。

2020東北ツーリング(四日目) 道の駅巡り

今日も晴れ。しかし、久慈の朝は今航初めてヒンヤリした爽やかさ。今日の予報は最高で22℃、この二日間ジャケットを脱いでいたが出発時から着込む。

8時、ホテルを出発。「あまちゃん」で出てきた「南部潜り」の資料があるという棚市の歴史資料館に向かう。1時間足らずで着いたが、ナント、土曜日は休みとのことでガッカリ。でも今日のコース上だから、マ、イイか、、、

今日は道の駅を巡りながら、下北半島夏泊半島を走る予定だ。

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国道45号線を北上し、一番目の道の駅は「はしかみ」。「階上」と書き、初歩のナンドクには必ず出てくる地名である。漁業が盛んでワカメの養殖も有名である。館内には直売場や食事処、屋外にもドーナッツ、コーヒーなどのフードカーが並んでいる。

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産直でビックリなのは鮮魚の安さ。小さかったが、昨日食べた「どんこ」が数尾入って130円。ナメタ、ヒラガニ、メバル、生だこ、その他と種類も多く買って帰りたい衝動にかられる。

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高速と有料道路を走り、1時間ほどで「おがわら湖」に到着。高速はETCで入り、接続のみちのく有料道路入り口は料金所しかない。ここでトラブル。「入ったときのETCカードと現金150円を払うか、一つ前のICまで戻って高速を下りろ」と係員が言う。ナニ、高速を逆走しろってか? カードは後部バックの中、PCやら雨具やら引っ張り出しようやく取り出した。ETCの取り付け位置は車と違うんだから理解してほしいものだ。

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 ここは敷地が広く、池にはコイなど遊び場所がいっぱい。親子連れ、じっちゃん、ばっちゃんなど大勢の客で賑っている。野菜が安く、恐竜の大腿骨のような山芋が500円とビックリする値段だった。

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次に、小川原湖の中央東側にある道の駅「みさわ」へ。ここは「斗南半記念観光村」の名もあり、広大な敷地の中に辛酸をなめた会津の人たちのモニュメントがあ敷地の中にる。

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ここも家族連れで結構な賑わいだ。時刻は13時近く、ここで「カツ丼ととろろそばのセット(千円)」の昼飯。青森ゆかりの寺山修司が好きだったのか知らないが、「寺山定食」となっていた。

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f:id:sumichan62:20200606133656j:plainここから北西に位置する陸奥湾に面した「よこはま」へ行く。菜の花畑が有名で、時期になると毎年ニュースになっている。前の二か所からみると大分規模が小さい。旨そうだったので屋外のワゴンで売っていた「ホタテ串500円」を食べながら、店の人と雑談しながらしばし休憩する。

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陸奥湾に面した国道を南下し、半島の付け根にある野辺地町へ。何年か前に来たときは土砂降りでゆっくり見れなかった「常夜燈公園」を見る。今日はここから下北、津軽の突端、北海道まで見ることができた。

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 浅虫温泉にある道の駅はムシ。夏泊半島東海岸線を北上し先端まで行って西側を下りてきた。先端付近に松並木があり、オートキャンプ場もあって何張ものテントが並んでいた。

16時ちょうど、青森市内のホテルに到着。Tシャツの上にジャケットを着てちょうどいい気候で快適な走りができた。

明日は津軽半島を廻り、弘前市内に泊まる予定だ、、、

2020東北ツーリング(三日目) ニュースでビックリ

 

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朝から靄っとしてかなり暑い。飯前にバイクの調子をみにいくが、エンジンの掛かりも問題なくホッとする。7時から朝食、ここは遠野市観光協会から調べた日本旅館で朝飯付き5,500円。ご飯はモチ米の入った赤飯風、これに生卵はどうかな?

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 8時、宿を出発。次に行く「伝承館」が9時オープンのため、時間調整で鍋倉城跡に行ってみる。「市内一望」とあった割には木々が邪魔してちょっと残念な景色だった。

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9時、本日一号の見学者として伝承館を見る。(帰るまで二号は見えず)。茅葺の建物が3~4棟、これが代表的な南部曲がり屋だ。民芸館に同年配の女性が二人、近くの老人クラブの方が当番制で店番をしてるとか。世間話をしながら、汗の引くのを待った。

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 県道35号線が不通のため、国道283号線で釜石へ。ここは高速の無料区間があるので、遠回りながらほぼ1時間で釜石に出る。向かったのは北にある「吉里吉里駅」、井上ひさしの本を読んでから一度は来たかったところだ。

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ここは三陸鉄道リアス線の一駅。ちょうど一両編成の可愛い電車が入ってきたが、乗り降りする人はいなかった。

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国道45号線を北上し、道の駅「田老(たろう)」に到着。ハラは減ってなかったが「ドンコ丼」の看板に誘われて思わず店に入る。ドンコは三陸特産の深海系の底ダラ、身は少ないがなかなか旨い魚だ。

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道駅の向かいには震災遺構のホテルがあり、もう少し行くと「山王岩展望所」に通ずる細い坂道が舞っていた。護岸工事中で、山王岩を見るにはここを上るしかない。この地点、夕方のニュースを見てびっくりだ。

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14時過ぎ、「北山崎」に到着。初めて来たが、りっぱな公園になっているんだ。展望台も第一~第三まであり、遊歩道も整備されている。売店、食事処は開いていたが、観光客は2~3組くらい。第一展望台からの風景がこれ。視界が良ければ、まだ先の鵜の巣断崖まで見えるらしい。もっと荒々しい景色かと思ってたが、意外と女性的だった。

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最後に「小袖海岸」に寄る。ここに下りる道が大変悪くやっとの思いで横着。「あまちゃん」の聖地で胸躍らせてきたが、海岸に人気はなく、危険防止で堤防にも上がれない。「海女センター」スタッフの態度も良くなく、ちょっと残念だったな。

小袖から久慈市街への道は整備され、海を見ながら快適に走る。16時ちょうど、駅前のホテルに到着。テレビでローカルニュースをみてたら、私が走った2時間後くらいに釜石から宮古にいたるところで雷雨が発生し、かなり降ったらしい。さらに、細道を上ったところにあった「山王岩展望台」付近で、昨日熊が出て婆さんが噛まれたとか。これにはビックリだ。

当初の計画ではここに連泊し、明日三陸鉄道で久慈~釜石間を往復しようと思っていたが辞めた。明日は下北半島を廻り、青森市に泊するつもりだ。

2020東北ツーリング(二日目) 拝観は貸切で

6時半起床。夜半に雨が降ったようで道が濡れている。空もドンヨリと今にも降りそうな雰囲気だ。そんなバナナと天気を確認すると、段々晴れてきて暑くなるとの予報だ。

8時、ホテルを出発。中尊寺へは仙台経由で東北道を走った方が早いのだが、ちょっとヘソを曲げて昨日の松島海岸ICから高速の三陸道に入り、石巻経由で向かう。登米東和ICで高速を下り、田園地帯の県道、国道を抜けて10時半に平泉町到着。

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国道から町に入ったところの「道の駅ひらいずみ」で休憩。カレーパンとコーヒーで小腹を満たす。

中尊寺では坂を上がった金色堂に近いところに駐輪し、早速拝観に向かう。ここには十二~三年前カミさんと一度来ている。その時は無かったと思うが、券を販売してる「讃衡蔵」で中尊寺の仏像や発掘品を見る。

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いよいよ金色堂へ。付近に観光客はチラホラいたが、堂内にいるのは私だけ。写真は撮れない(これはパンフレット)が、館内放送による説明を聞きながら、双眼鏡のドアップでじっくり拝観することができた。

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 重文の「能舞台」を見る。もうかなり暑くなってきて、汗が出ないようヤワヤワと一時間ほど見て回った。

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 中尊寺から30分ほど走り、奥州市の「正法寺」に到着。ここは拝観を断られたのだが、外観だけでもと寄ってみた。あとで聞いたのだが、ここは曹洞宗の三大道場の一つ、全国から修行僧が生活しているので感染には特に注意しているらしい。

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正法寺から5~6分で「黒石寺」に到着。先日電話してアポをとったのは13時、まだ時間があるので門前の休み処で「鴨せいろ950円」で昼飯を食べる。鴨肉が三枚、つるっとした食感のソバも旨かった。

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食べ終わって電話し、本堂の前で女性前住職と待ち合わせる。38年間続けた住職の座を36歳の息子さんに譲り、今は気楽にやっているとのこと。先ずはご本尊を納めた本堂脇の収蔵庫を開けていただき拝観。

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 カツラ一木造りのご本尊、以前は秘仏で本堂の裏に納められていたが、火災の心配からこちらに移され常時拝めるようになった由。目が釣り上がり、唇厚く、男性的なのが特徴だそうな。

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 続いて本堂を開けていただき、拝観。正面には日光・月光菩薩、両脇に四天王と十二神将像が置かれている(写真はパンフレットから)。この四天王、本堂前の狛犬同様今流の「小顔」で脚が長く八頭身なのである。時に雑談を交えずっと一対一で説明いただき、最後に御朱印も書いていただいた。この間一時間、正しく貸切での拝観となった。

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黒石寺から1時間ほど走って花巻市の「宮沢賢治記念館」へ。入館時に先ずは検温、次いで訪問票を書き、ようやく350円也の入場券を購入。さすがコロナ感染者ゼロの岩手県である。館内は文章がやたらに多く完全にマニアックなもので、素人のオジン観光客には難しすぎたなあ。

16時過ぎ、遠野市の宿に到着。ここでハプニング、道からガレージにバイクを入れる際、段差がありすぎてバイクのハラが角に乗り上げ緊急停止。入庫はあきらめたのはよいが、その後エンジンが掛らなくなった、試行すること数度、何とか掛かって外の駐車場に置いたが、肝を冷やした。でも明日の始動がどうなのか、、、。

明日は釜石に出て海岸線を北上、久慈市で泊る予定だ。

2020東北ツーリング(初日) 快適な走り

気が高ぶって5時過ぎに目が覚めた。外は良い天気である。朝飯代わりにゆで卵を2ヶ食べて、7時過ぎ、マンションを出発。新潟中央ICから磐越道をひたすら東進する。

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1時間足らずで福島県に入り、磐梯山SAで休憩をとる。磐梯山はきれいだが駐車場はガラガラ、建物に入ると中も人がいない。売店にはシャッターが閉まっており、「レストランは11時オープン」の張り紙が、、、。コロナの影響で営業短縮中らしい。

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10時半近くになって、五木の百寺巡礼の一つ、いわき市の「白水阿弥陀堂」に到着。年金世代が結構来ている。先ずは庭園を一周す、池の周りには菖蒲が咲いている。時期になると古代ハスの大きなピンクの花が見事らしい。 

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池をまたぐ橋を渡ると浄土、そこに阿弥陀堂がある。中は撮影禁止、仏像の前に座ると、朗々とした生の声で寺の謂れ、堂内の説明が始まった。

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因みに、中はこんな風である(パンフレットから)。

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境内には一時間ほど滞在、最後に御朱印を戴いた。

いわきの市街に入り、「いわき中央ICから国道49号線~常磐道の高速にのる。車は工事トラックがまだ圧倒的に多く、まるでコンボイの大集団といったところ。IC付近のわずかな追い越し区間を利用し、軍団の先頭にでたら、道は空きすきだった。

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 仙台から三陸道に入り、松島海岸で高速を下りて13時半「瑞巌寺」に到着。観光客はまばらで閉まってる店が多く、いつもの一割にも満たないのではなかろうか。先ずは本殿に上がり、見事な狩野派の襖絵を見る。ここも撮影禁止。拝観料700円、撮ったって減りもしないんだから写真くらい良いだろうに、、、。

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パンフレットではこんなもの。

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 境内には「やぐら」といわれる岩を掘ったものが並んでいる、先人の墓とか供養塔と言われている。

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十数年 ぶりに五大堂へいってみる。センター時代、石巻出張の折よく立ち寄ったが津波に耐えてよく残ったものだ。

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少し靄っているが、さすが日本三景だけのことはある。観光船が動いてないから、ホントにしずかな風景である。

松島まで高速を突っ走ってきたのは、昼飯に「カキ」が食べたかったから。曜日が悪かったのか、コロナの影響か、食事処はほとんど閉まっていて残念至極。空腹を抱えてホテルへ向かう途中、ようや「そばや」を見つけ、天ざる1,200円を食す。時刻は15時過ぎ、あまりの空腹に写真を忘れてしまった。

途中のコンビニで晩酌とツマミ、おにぎりを買い、16時過ぎに七ヶ浜町のホテルに到着。マリンスポーツの合宿所みたいなところだが、建物は新しく素泊りナント税込3千円ポッキリ。

明日は、中尊寺金色堂(二回目)、黒石寺、正法寺を拝観し、花巻で宮沢賢治にちょっと浸り、遠野市で泊の予定である。

「アベノマスク」が間に合った

起きたときには、道は濡れてるものの雨は上がっていて陽も射し始めてる。午前中のうちに青空が一気に広がり、かなり暑くなってきた。

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昼過ぎ、内野のガレージへ行ってバイクを持ってくる。借りてるところは、バイク一台では広いが車には手狭。前の車の時は脇のトタンにゴシゴシ擦っていたが、去年新車に切り替えてからは慎重に、シンチョウに、ヤワヤワと、、、。今日も何とか傷つけずに車を入れることができた。

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 夕方、エントランスの郵便受けを見ると「アベノマスク」が入っていた。郵送ではなく誰かが突っ込んでいったものらしい。送り主の「日本政府」やらの文字はなく、何となく薄気味悪い。

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早速付けてみると、確かに小さめ。新潟に戻ってきてからはコッソリ(?)生きているのでカオは広くないが、顔の面積だけはデカい。自作のものと比べると7割ほどの大きさかな。でも有難く使わせてもらおう。

昨日のブログをみて、長姉から「拝観には事前予約が必要」とのメールがあった。明日寄ろうと思っていた福島「勝常寺」に連絡してみると、仏像や二十四神将などを納めている収納蔵は狭く換気の対策ができないため、今は拝観できないとのこと。ここは日帰りでも行けるところなのでアトに回すことにして、明日はいわき市の「白水阿弥陀堂」(ここはOK)と松島の瑞巌寺(本殿はOKだが宝物殿は閉館中)の二カ寺を拝観し塩釜に泊まることにした。

明日は07時過ぎくらいに出発予定。磐越道常磐道のほぼ高速だけの走りなので、流れに沿ってノンビリいこうと思っている。

では、いってきま~す、、、