ガスは止まってなかったノダ

7時前に起きると、予報に反して空は晴れている。ちょうど日出の時で、マンションに隠れてはいるもののこれが初日の出である。

ガスはまだ来てないようなのでカセットコンロを出し、雑煮を温めてトースターで焼いた餅を放り込む。ワタシの雑煮は、本来大根・人参の紅白に長ネギ、豚肉の醤油味のところ、ノッペで余ったギンナンや干しシイタケ、大晦日のスキヤキの残りなど何でも入れた正しく雑煮(ざつに)である。ラーメンでいうなら背脂タップリの燕三条系、ア~ウメ~、、、

時間が経つにつれ、能登半島地震による被害状況が明らかになってきた。ここ中央区の状況もニュースになっていたが、ガスに関してはほぼ正常と言っている。マンション内配管の不具合かと管理会社に電話すると正月休みで時間外、でもガイダンスに従っていくと東京の緊急管理部署につながった。状況を説明すると、マンションの他の住人からの問い合わせはなく、調べ直して掛け直すという。待つこと10分、「揺れで安全装置が作動したため緊急停止したのでは。室外にあるガスメーターの赤ランプが点滅していれば脇にある再始動ボタンを押し、2~3分後には供給される」という。言われる通りやってみると見事復旧、な~んだ、ガスは止まってなかったノダ、、、

能登半島にはバイクで2度、3年前は車でも周っている馴染みの地だ。輪島朝市付近の大火、家屋倒壊による死者・行方不明者の増加、道路の陥没亀裂や土砂崩れの映像を見るたびに胸が痛む。軍艦の形そっくりだった見附島が崩れ、三角の山になった姿にびっくりだ。でも心配していた能登町M君一家の無事が確認されホッとしている。一日でも早い日常生活が戻ることを祈るばかりである。