2023春 北海道気まま旅(56日目) 〆は小樽の芸術村

今朝もドンヨリ曇り空、雨の心配はなさそうだ。

8時ちょうど、道駅「とうべつ」を出発。国道を走って9時ジャスト「小樽芸術村」そばのコインパーキングに車を入れる。お上りさんよろしく、先ずは小樽運河沿いを散策する。小樽は数えればキリがないほど来ているが、ゆっくり運河沿いを歩くのなんて初めてかもしれない。まだ早いのに、隣国の団体さんや年金世代のアベックさんが多く来ている。

 

芸術村は4つの美術館で構成され、通しの入館料が2時間の駐車券付きで2,900円だ。

9時半のオープンを待って、先ずは「似鳥美術館」に入る。入場するとここだけ撮影OKのステンドグラスが並び、奥の一室に名の知れた「日本刀」が何振りか展示されている。1階からエレベーターで4階に上がり、各フロアーを鑑賞して階段で下がっていく。4階は「近代現代の日本画」、3階が「近代現代の洋画」、2階は「木彫」、地階が企画展の「ガンダーラ・クメール」などの仏頭・石柱の一部などが展示されている。「何でも鑑定団」で常に名が出る、東山魁夷平山郁夫鏑木清方、上原松園、横山大観若冲、応挙、棟方志功黒田清輝梅原龍三郎安井曾太郎藤田嗣治平櫛田中高村光雲ユトリロルノアールなどビッグネームの作品が並び、その総額は来年以降手にするであろう大谷さんの総契約額をもオーバーするのではと勘ぐっている。良い目の保養をさせてもらいました。

 

お隣の「旧三井銀行小樽支店」へ移動。ここは建物自体が展示品で金庫、店長室などが開放されており、入館早々に7分間のプロジェクションマッピングを楽しんだ。

 

次は裏に回り「ステンドグラス美術館」に入る。「似鳥」で何点か見てきたし、色遣いなど絵自体がみな同じようで、あんまり興味がわいてこない。

 

最後は運河を挟んだ向かいの旧倉庫にある「西洋美術館」。ラリックのガラス工芸品、アンティーク家具、そしてここでもステンドグラス。

2階に「鑑定団」でお馴染みのマイセンがあり、その緻密さと美しさに目を奪われた。

 

もう一軒頑張って「日本銀行旧小樽支店」の「金融資料館」を観に行く。今度出る新紙幣の見本(ここだけ撮影禁止)が展示され、日本銀行の業務、銀行券の役割などがビデオでも観れるようになっている。

 

時刻はちょうど12時。気温は23℃を示しているが湿気があって蒸し暑く、すでに汗びっしょり。付近一帯の観光客は増える一方だし、このへんでランチは到底無理。大分早いが、車で6分ほどのフェリー乗り場に近い「イオン」で時間をつぶすことにした。

先ずは腹ごしらえとレストラン街の回転寿司「魚一心」で11皿、3,115円也を平らげる。その後はあっちのベンチ、こっちのソファー、タイムサービスで半額175円になったソフトクリームを舐め、何とか14時まで時間をつぶす。さあ行くか、食品売り場でフェリー内の食べ物・飲み物を仕入れ、14時半フェリー乗り場に到着。

 

16時から順次船内に乗り込み、フェリーは定刻の17時に小樽を出港した。

「ホッカイドー、今回も楽しい時間をアリガトウ~」

今、船内のWiFiでブログを書いている。30分ごとの更新が煩わしいが、使えるようになっただけ満足すべきかな、、、