昨夜は断続的に雨が降っていたが、4時過ぎに目が覚めた時には止んでいた。でもドンヨリ曇り空、連山の頂上付近もケムっている。大学4年夏の航海実習で神鷹丸で周って以来半世紀ぶりに知床岬を見たい気はあるが、今日のところは諦めた。
8時半、始動。それなら今日はなにするの？ 温泉でしょう、ということで向かったのは温泉が併設されてる道駅「さっつる」へ向かう。先ずは「オシンコシンの滝」を貸切状態で観る。雨が降った割には水量は少な目だったかな。
斜里町の田園地帯を走る。単峰型ですっきりした斜里岳が美しく大好きな山だ。斜里・札弦・小清水のアップダウンのあるまっすぐな道は美瑛の「ジェットコースターの道」以上だ。
湧き水を汲みに斜里町の「来運神社」へ。鳥居の向こうは鬱蒼とした樹林が広がって熊が出そうな雰囲気、湧き水は駐車場から近かったので良かったものの、神社まではとても行く気にならなかった。
近くには以前泊ったことのある「とほ宿」がある。背景の斜里岳を眺めながら食べる美味しい食事が印象に残っている。
9時半、道駅に到着。10時オープンを待って早速温泉に入る。客はまだ4～5人、露天ににっていると、昨日訪れた知床五湖フィールドで長年働いていたという同年配くらいの地元の人に話しかけられた。観光、熊、花、果ては地元の人口減少と話は尽きず40分ほど退屈せずに温泉を楽しんだ。
JR根釧本線の止別（やむべつ）駅にある「えきばしゃ」でランチ。以前も特別美味しかったという記憶はないが、旅の記念に再訪した。相変わらず老若のオバちゃん3人で切り盛りしていて、今日はシンプルに「醤油ラーメン」880円を食べた。
花シーズンだけ臨時に開設される「原生花園駅」へ行く。海岸側はエゾカンゾウより小さめなエゾキスゲがチラホラ見える程度で寒々とした感じ。モンシロチョウも花の無い木にしがみついていた。
ダメ元で国道を挟んだ濤沸湖側の木道へ行くと、オ～、こちらはヒオウギアヤメの可憐な紫の花が黄色いセンダイハギとコラボしている。
ここでバードウオッチングが趣味という私より二歳上の東京の方と談笑。前は車中泊で周ってたが今回は公共交通機関を利用しての旅という。動きが速くギャーギャーとうるさく鳴くのはオウジハギ（写真撮れずポスターを借用）、渡り鳥だがお隣で食用として捕獲され数が激減してるとか。
「カッコー」が鳴き「あそこだ」とさされたところをパチリ、カッコーは木のテッペンで鳴くから見つけやすいという。右端のポスターの写真と同じに見えるような見えないような、、、
今夜はかなり雨が降る予報なので、急遽網走駅前ののホテルを予約した。15時過ぎチェックイン、5月11日以来のベッドで横になったらウトウトしてしまった。明日も網走近辺をウロチョロする予定である。
