2022秋 気ままな放浪旅(十五日目)

懐かしのお遍路さん

午前中は少し雲が多めだったが、午後からはまた真っ青な秋空が広がった。

8時に道駅「神山」を出発、渋滞を避けて県道主体に走り9時半過ぎに道駅「日和佐」に到着。近くの23番札所「薬王寺」(写真は瑜祇塔=ゆぎとう)には白の法衣を来た人がいっぱいだった。そのまま国道55号線を南下するとお遍路さんの姿がチラホラ見える。24番札所は室戸岬突端の「最御崎寺」でこの間80㎞ほどあり、歩きお遍路さんにとって過酷な道となっている。

 

道駅「宍喰温泉」で休憩。

時刻は10時半、海岸に腰を下ろしサーフィンを眺めながらと道駅で買った寿司弁で朝兼昼食。これ400円、ヤスくない?

 

前に走っているときも気になっていた奇岩が見えてきたので停まってみた。潮岬の橋杭岩の小型版で標識は「夫婦岩」となっていた。

 

椎名漁港近く、廃校となった小学校を地域の町おこしに活用している「むろと廃校水族館」に寄る。入館料600円、廊下に並べられた水槽には定置網に入ったなじみの魚が入っている。

研究テーマはウミガメ、水槽内の赤ちゃんからプールで泳いでいる成体まで様々なウミガメが飼育されていた。修学旅行生や観光客で賑わっており、りっぱな町興しになっている。

 

空海が悟りを開いた「御厨人窟・神明窟」。以前来たときは崩落の危険があったため眺めるだけだったが、入り口に頑丈な屋根が設置され中に入れるようになっている。

洞窟の中から「空」と「海」しか見えないことから「空海」と名乗ったというが、今は柱が邪魔してるから「空柱=クウケイ」「「海柱=カイケイ」と言うかもしれない?

 

室戸岬に来たかったのは、以前忘れていた中岡慎太郎像のこの写真を撮りたかったから。生前の写真があるから造りやすかったかもしれないが、凛々しくていい男である。

 

安芸市のほぼ国道沿いにある「コーヒー館ジャスト」で「ちりめん丼」800円を食べる。新潟を発つ直前の10月13日放映「こころ旅」の食事処だ。火野さんと一緒に写真を撮るのがやっとで、手拭等は置いていかなかったという。

 

15時過ぎ、今晩の寝処である高知市に一番近い道駅「やす」に到着。すぐ裏が海、日没の17時頃覗いてみた。

明日は高知市を経て、仁淀川近辺を走る予定である。