目が覚めたのは7時半近く、慌てて起きて支度する。前夜の睡眠不足を一気に稼いだ気がする。今日は歩いて中心街の4ヶ寺を廻る予定だ。8時過ぎ、歩いて15分ほどの京都駅北口のバスターミナルへ行き、五条坂(清水寺)へ。
第16番札所「清水寺」
修学旅行生の中に入って坂道を上る。まだ9時過ぎというのに、境内はもう観光客であふれている。参詣もそこそこに本堂を過ぎた「納経所」で御朱印を戴いた。
以前カミさんと来た時、あまりの行列にあきらめた「音羽の滝」。今日はYOUたちがまだだったので、並んで何とか手を清めることが できた。
紅葉も何とか間に合ったようだ 。上りの人をかきわけ、坂を下って次のお寺へ急ぐ。
第17番札所「六波羅蜜寺」
道を間違え30分ほど歩いてようやくたどり着く。下町の中にピカピカに輝く朱色が鮮やかだ。
自分の悪いところをなでると良くなるという「なで牛」。腰を中心にいたるところを撫でまわしてきたが、 果たしてご利益は?
密寺から西へ歩くと鴨川にでる。この辺りは夏になると、涼労を求めて「川床」が設置される。鷺が二羽。観光慣れしてるのか、こんなに近づいてもポーズをとっているのはさすがだ。
歩を北へ進め、四条大通りを越えると食品の店が並ぶ「錦小路」に出る。北に延びる寺町も含めもう人がいっぱいだ。
11時を回ったばかりだが歩いて腹が減ったので、開いていた蕎麦屋さんで昼目にする。天ぷら、もりそば、すき焼き丼が付いたランチセット1,650円を食べる。ドンブリに、細い手打ちのそばが旨かったなあ。
寺町をさらに北上すると、「本能寺」「藤原定価京極邸跡」など歴史を感じさせるものを見る。
第19番札所「行願寺(革堂)」
どこかとキョロキョロしてたら寺町通りの北の端近くにあった。革堂と呼ばれている。「かわどう」と読むかとおもってたら「こうどう」とのこと。人に道を聞かなくて良かった、、、
京都御所はすぐ近く。折角のチャンス、まだ行ったことがないので見学する。境町御門から京都御苑に入ったが、その広さにビックリ。歩けども御所の塀は全然近づいてこない。紅葉を楽しみながら、ようやくたどり着いた。
西の清所門で簡単にバッグの中身を点検されたが、すぐ入る。ナント、入場料はタダではないか。さすが宮内庁、太っパラ~
紫宸殿、新御車寄、諸大夫の間、建礼門、教科書で見たような建物が並んでいる。
御池庭、御内庭も見事だった。工事個所も多かったが、ゆっくりまったり見学することができた。御所に近い今出川駅から地下鉄に乗り、鴨川御池で下りる。
第18番札所「頂法寺(六角堂)」
池坊のデッカいビルに隠れるように佇んでいる。池坊の家元が代々住職を務めているというのも納得だ。見事な生け花でもあるかと思ったが、それは見えなかった。
脚はもうヘロヘロ。ピクピク痙攣気味になったので、あわてて「芍薬甘草湯」を飲み事なきを得た。まっすぐ帰るのはまだ早く、といって歩くのは??? しょうがない、タクシーに乗ってホテルに近い「西本願寺」に寄ってみる。
境内に入ると見事な大銀杏が出迎え、圧倒的な御影堂、阿弥陀堂がデンと構えている。
阿弥陀堂は修復工事中で中は空っぽ、御影堂では朗々とお経が読まれていた。建物の柱の太さ、二つを結ぶ渡り廊下も見事だ。
15時、ホテルに戻る。早速湯船に湯を張り、ゆっくり浸かった。明日は滋賀の近江八幡で2ヶ寺を廻ったあと竹生島の札所へ渡り、長浜に泊する予定である。勿論ホテルを予約した、、、