お遍路ツーリング(八日目) 奥の手使ってお遍路続行

朝からドンヨリして、いつ降ってくるか分からないような空模様だ。昨日休養をとって体調バッチリ、さあ、今日からお遍路再開だ。朝定食をしっかり食べ、08時過ぎ、ホテル出発。
桂浜の龍馬像へ挨拶に行く。司馬遼太郎の「龍馬がいく」を読んで以来のファンでやっと会えた気がした。ここから見下ろす桂浜も絶景だった。
桂浜からそのまま海岸線を西へ4㎞ほど走り右折したところに、今、歴女に絶大な人気の「長曾我部元親像」がある。今日は、ここ若宮神社で「長曾我部祭り」があるとかで、大勢の人が準備中だった。解説してくれたところによると、元親22歳の姿らしいが、ちょっと老け気味な気がした。
33番札所・雪蹊寺
元親像から数分走ったところにあり、山門のないオープンな感じのお寺だ。休みとあって、子供連れや多くの人が来ていた。
34番札所・種間寺
雪蹊寺から田園地帯を西へ8㎞ほど走って到着。りっぱな駐車場があり、アイスクリンの屋台も出ていて、団体さんも含めてかなりのお遍路さんがいた。
さあ、これからが問題の35番札所・清瀧寺。寺への道は、距離は短いらしいが極端に道幅が狭く急坂らしい。私のバイクで行けるものやら悩んでいたが、地図を見ていて土佐市の中心街に近いことに気づき、昨日ネットで調べてタクシー会社に電話した。往復で三千円はかからないという。これが私の「奥の手」で、早速予約した。
タクシー会社にバイクを置き、早速出発。運転手さんに聞いたら、ここ清瀧寺と泣きそうになった27番・神峯寺では、マイカーからタクシーに乗り換えてお遍路する人が多いという。いよいよ細道に入るが幅は今までで一番狭い。対向車とかち合うこと二度、どっちかがバックしなければならないが、大型バイクなら絶対無理。ホント、タクシーにして正解だった。
35番札所・清瀧寺
駐車場は未舗装、車が10台ほどいてやはり人が多い。山門はあるのだが、石段をかなり下りなけれえばならずデジカメはパスする。帰るときも対向車と二回出くわし、車体を擦ることなく無事戻れたのはさすがだった。
36番札所・青龍寺
山門をくぐると170段あまりの石段があるが、意外とスムーズに上ることができた。細道・急坂のライディングより石段上りの方がマシと体が勝手に決めたようだ。
ここから横浪黒潮ラインを西へ走る。かなりのクネクネ道だが、海沿いのビューポイントがありライダーには人気の道らしい。
須崎市に入り、遅めの昼飯。ほんとは久礼まで行くつもりだったのだが、雨が降ってきたので「魚菜食堂」の「ウツボ丼」800円を食べる。卵が多くてウツボが溺れてるようなドンブリだった。
ちょっと早いけど、15時過ぎ、ホテルに入る。今晩から本格的に降り出し、明日は一日中雨のようだ。「奥の手その2」で、明日は四万十町の37番岩本寺だけ回る予定だ。