2022秋 気ままな放浪旅(十四日目)

ヨサハチ、ヨサクに泣かされました

今日も天気は上々、8時に道駅「貞光ゆうゆう館」を出発。国道438号で剣山へ徐々に上りながら奥祖谷の二重かずら橋へ向かう。この国道438号線つるぎ町からつながる439号線は「438=ヨサハチ」「439=ヨサク」と呼ばれ「酷道」として全国に名を馳せている。集落に近づくホンの少しだけ中央分離の白線が引かれているが、写真のように今日走った全行程の98%は1~1.5車線しかなく、対向車が来るとヤワヤワすれ違うかどちらかがバックせざるを得ない。さらにほとんどが坂とカーブ、正に「酷道」の洗礼を受けた一日となった。

 

それでも1時間ちょっとで橋に到着。通行料は550円、百数十段ほど下りてようやく「かずら橋」とご対面だ。西祖谷のかずら橋より渡してる木の幅がちょっと広い気がする。これは長めの「男橋」だ。

ちょっと上流にある短めの「女橋」。どちらも架け替えたばかりなのか、新しく頑丈な気がする。

女橋の少し上流に、一人で乗って自分でロープを引っ張り川を渡る「野猿」があるが、今日は「使用禁止」の張り紙が。今は観光シーズン、新しそうなのに勿体ない気がした。

 

かずら橋から5㎢ほど西の集落が「かかしの里」だ。

旗を持って道を渡ろうとしている「かかし」にドキリ。人の気配がしないのにかかしさんがいっぱいいる。アラッ、畑にも。このポーズ、昨日大塚国際美術館で見たような、、、

 

奥祖谷は標高も高く、今紅葉が真っ盛り。どこに車を置いているのか知らないが、家族連れでハイキングしている人も多い。落葉も進んでいて、この先ますます「酷道」がひどくなるんだろうな。

 

西進すると祖谷のかずら橋、大歩危方面だが今日は旗日、車のすれ違いが心配だ。ならば439→438号線を東進して徳島方面に向かうことに。車を停めて休むところもなく、2時間酷道と格闘し道の駅「温泉の里神山」に到着。遅めの昼飯を食べ、近くのホテル四季の里で温泉に浸かる。う~ん、良い気持ち。まだ15時前だがもう走る気力がなく、今晩はここで泊することを決めた。

明日は海沿いを走り、日和佐から室戸岬を走る予定だ。