五輪は無観客

今日も雲は多めながら、雨が降る気配はない。気温は26℃止まりで、梅雨なかでも過ごしやすかった。

東京では新型コロナの感染拡大が顕著となり、五輪期間がすっぽり入ることになる今月12日から8月22日の間、緊急事態宣言が出されることが決定された。感染の高止まりが続いている神奈川、埼玉、千葉なども「まん防」の処置がとられる。これを受けて、来日したIOC会長らとの五者協議が開催され、都内開催の五輪はすべて無観客とすることが決定された。

今回の東京五輪、開催決定してからあまりにもケチが付きすぎた。都知事の失脚、政権の交代、東京開催に絡むJOC会長の買収問題、常習犯である組織委会長の失言問題、そして究極の新型コロナのバンデミック。今回の決定まで振り回されっぱなしの航空、宿泊、観光業界などもがっかりだろう。都以外で開催予定の競技についてはまだ決定は先送りで、まだしばらくヤキモキが続くのだろうか。なにはともあれ、日本はトンだ貧乏クジを引いたものである。

所狭しと公式スポンサーの看板や横断幕で埋まった無人の会場での五輪開催、いったいどのような雰囲気になるんだろう。観客に手拍子を求めて気分を高揚させるアスリートは、拍手テープでも持参するんだろうか? せめてこんな状況下でも「やって良かった」と言われる大会になることを願っている、、、