「こんな日もあり」
6時過ぎに起きたときには、窓から陽射しが入っていた。7時に朝飯を食べる。このホテル、朝食付きで正規では5280円だが、ＧＴＴによる35％引きにじゃらん500ポイントを使い2,932円だ。バス・トイレの共用はともかく、喫煙室のタバコ臭には参った。
8時過ぎ、ホテルを出発し最初の目的地である室蘭へ。しかし室蘭に近づくにつれ段々ガス気になり、白鳥大橋を渡るころには完全に霧雨に変わってしまった。ねらいは左の写真の山上にある祝津公園からの橋の写真だったがこれはもう無理、道の駅から写真だけ撮って次へ行く。
登別の地獄谷や大湯沼河の天然足湯でもと考えていたが、雨じゃ仕方ない。飛ばして白老のウポポイへ行く。ここは以前ポロトコタンという資料館兼土産売り場だったが、今年国立の民族資料館ができ付近も整備されたと聞いた。一時間ちょっと掛かって到着。ところが今コロナ禍で博物館は完全予約制となっており、本日分は19時分しか空いていないとのこと。折角なので公園となっている敷地内に入る。入園料1,200円、駐車場代500円とワリカシ高めだ。
昔の巨大なアイヌ像はなく、古色善としていた住居もすべて新しくたてかえられている。
園内のあちこちでショータイムがあり、刺繍、弓矢、踊りなど説明付きで実演されている。家庭内でアイヌの伝統を継承することはもう無理で、ここで伝統を守ることが大きな目的だそうな。そのため園内はアイヌ語が公用語となっていて、説明などもルビ付きでなされている。でも博物館を見学できなかったのは残念だった。
今からホテルに直行するのはまだ早く、新冠のサラブレッドロードで時間をつぶす。皮肉なものでようやく青空も増えて良い天気になってきた。
ここ駐車公園からみる景色は雄大でいつ来てもあきることはない。双眼鏡を使いながら馬の姿を追ってしばし時間を忘れて見入っていた。
まだ時間があるので、10分ほどの新冠温泉レコードの湯で一時間ほど浸かった。去年に続いて二度目だが、露天や打たせ湯、寝湯などのんびり過ごした。15時半、静内町のホテルにチェックイン。
午前中は天気にもツキにも見放されたが、こんな日もあるだろう。
明日は静内から襟裳岬を経由して帯広へ行くつもりだったが、もう一つ天気がすっきりしない。変更してちょっと戻る格好になるが、占冠～富良野～美瑛経由で旭川に泊するつもりだ。
