泊ったのは安ホテルで、窓から空が見えない。7時半、ホテルを出ると雲一つない青空が広がっていた。地鉄富山駅で室堂までの往復切符(6,850円)と特急券210円を購入し、7時58分発の特急に乗車する。
8時45分、立山駅に到着。ここからケーブルカーで約15分、美女平に着いた。晴天とはいえ変わりやすい山の天気、一気にうえまで行っちまえと美女平から直行バスで室堂まで上ることにした。美女平付近は大したことないが、標高が上がるにつれブナ林の紅葉が見事で、弥陀ヶ原付近は大日岳、薬師岳などの山容が見事だったが、バスの座席の都合で写真が撮れず、帰りの楽しみに。
10時前に室堂到着。二年前の今頃、黒部側から上ったときはかなりの雪に覆われみくりが池にも近づけなかったが、今日は粉砂糖をふるった程度だ。天気はサイコー、立山の稜線もくっきりはっきり、見事である。
みくりが池も今日はバッチリ。時間もあるので池を一周するつもりだったが、古稀のご老体にはチトきつく「みくりが池温泉」でUターンするハメに、、、。
11時20分のバスで、「弥陀ヶ原」へ。途中、鋭い岩肌の剣岳の絶景が見える。それにしてもこの天気、期待以上のもので本当に「アタリ」である。約15分で弥陀ヶ原に到着。
ここは標高1000m以上にある高地の湿原で、木道が敷かれている。
絶景を目の前にし、木道の途中に設けられたベンチに座り、コンビニおにぎりをパクつく。120円のオニギリも今日は千円の味がした。
ここからは大日岳が丸見え、反対側は鍬崎山2010mが構えている。湿地だけあって、あちこちに池塘が点在している。
13時15分、バスで美女平に下りる。途中からは薬師岳、称名の滝が姿を見せる。
美女平近くに「仙洞のスギ」がある。樹齢1000~1500年と屋久杉に匹敵するそうな。
バスからの紅葉。山肌もよく見れば結構紅葉が進んでいる。美女平を含め、この付近はまだまだ楽しめそうだ。
16時前、富山に到着。ノドが乾いており、駅前のナゼカ「串カツ田中」で生を二杯やっつけてからホテルに帰った。
この秋空も、明日からまた下り坂だそうな。あせる旅でもなし、ゆっくり帰ることにしよう、、、