平成の大晦日

大型連休に入り二日続けての好天も、今日は朝から雨。でも雨も午前中にはあがったようだった。

平成最後の日となる今日は、朝から天皇退位に関わる中継を見入っていた。天皇のお姿を遠望したのは、昭和39年6月新潟国体のときだ。ブラスバンド合奏団の一人として参加していて、開会式は昭和天皇が、閉会式が当時皇太子だった平成天皇だった。夕方にあった退位正殿の儀、安倍総理の謝意も天皇のお言葉も身に染みるものだった。

平成は私にとっても激動の時代。昭和とともに北洋漁業が終了し、元年4月配置転換。リストラの言葉がマスコミに載り始めた途端に認可法人へ出向となり、5年後には正式に出向先の職員となった。その認可法人構造改革の波に飲み込まれ、消滅の危機もあったが統廃合で独立行政法人組織の一員となって定年を迎えることができた。望む望まないにかかわらず、学生時代を含め漁業現場の仕事を最後まで続けられたことは自分なりに幸せなことだったと思う。私生活では在りすぎるほどいろいろあったが、定年後の22年春から故郷の新潟に戻り、人に迷惑かけることなく何とか平穏に生活できていることを思えば、これ以上望むものはない。

明日から「令和」。もうすぐ火野正平と同じく古稀を迎え、令和は私にとって間違いなく終活の時代となる。でもまだまだ行きたいところはあるし、やりたいこともある。しばらくはこの世に未練を残し、体調管理に気を付けて遊びまくるつもりだ。あの世からのお迎えは、もうちょっと待ってくださいね、、、