紅葉狩りツーリング (二日目) 雨? WHAT?

朝、外は靄が立ち込めていて天気が分からない。予報では、前線通過に伴い昼頃一雨来るというが大したことはないらしい。7時半から朝食。料理の色合いがとってもきれいで食欲がわく。コーヒーも美味しかった。8時過ぎ、出発。この頃は靄もとれ、青空がスッキリ、牧草の緑が一段と映える。鬼首から湯沢市に至る国道108号線(仙秋サンライン)は、道幅も広く何より山々の紅葉が実に素晴らしく「ビューティフル」と叫びながら走る。ただトンネルが多くパーキングも少なくて止めるところがなく、カメラに撮れなかったのは残念だった。
一旦国道13号に出てから国道398号線を南に下る格好で、9時半過ぎ、小安峡に到着。既に団体さんでにぎわっている。ここの目玉は「大噴湯」。下りると上るのが辛いので上から写したが、迫力は伝わってくる。
398号線を今度は北の横手市方面へ。途中、うどんで有名な「稲庭町」を通過する。「うどん屋」の看板がアチコチにあるが、如何せんまだ10時過ぎでどこも開いていない。次の目的地「抱返り渓谷」に向かうがちょっと距離もあるため、11時過ぎ、道の駅「雁の里せんなん」に寄り「稲庭ざるうどん(630円)」を食べる。
食べ終わって走りだそうとするとポツポツあたってきた。大したことないと思いながらもカッパを着込み出発する。北上するに従い、雲は段々厚くなって雨も大粒になってきて、大仙市を通過する頃には本降り状態。雨宿りするようなところもなく「こんなハズでは、、」とブツブツ言いながら慎重に、シンチョウに走り続けた。小一時間ほどで抱返りに到着、雨はやっと小降りになってきた。
抱返り神社にバイクを置き「回顧の滝」までの1.5㎞を歩く。滝までの往復で約1時間、途中にも渓谷の景色を楽しめるところがあった。駐車場まで戻ると、雨は完全に上がり陽も射してきた。
国道46号線(秋田街道)に出て東進する。しばらくは上りだったが、仙岩峠を越えてトンネルを抜けるとずっと下りが続く。道脇の山々の紅葉もきれいだったなあ。一時間ほどで小岩井農場に到着する。本日の一枚はコレ、小岩井一本桜である。岩手山に若干雲がかかっているが、青空がカバーしてくれた。きれいに葉を落とした桜も絵になり、雨中を走ってきた甲斐があったというものだ。四時前に盛岡駅前のビジネスホテルにチェックイン。素泊まりで「サン・キュッ・パッ」の格安料金、でもBSは映るし、ウォシュレットはあるし、セミダブルベッドだし、それなりに良い。写真の整理を終え歩いてすぐの「ぴょんぴょん舎駅前店」で夕食。盛岡冷麺(885円)にネギニラチヂミ(497円)、勿論ビール付きである。
天国の走りから地獄へ落ち、また天国に這い上がった、忙しい走りの一日だった。明日は今回の本命「八幡平」である。今のところ雨の気配はないのだが、、、