紅葉狩りツーリング (三日目) 遅かりし、、、

朝から雲一つない快晴で無風、その割には冷え込みもなく、絶好のツーリング日和だ。8時前にホテルを出発し、40分ほどで「焼き走り」に到着。キャンプ場とか「温泉」とか交流センターとか、「焼き走り」が付いた施設の案内はあるものの、肝心の溶岩流跡である「焼き走り」が見当たらない。やむなく「岩手山」だけ撮って移動する。
国道213号線で八幡平方面へ向かうが、この辺りでも紅葉の盛りは過ぎた感じだ。県道23号線(アスピーテライン)に入って高度を上げていくと、落ち葉がすっかり落ちた木々が目立ってくる。
クネクネ道を小一時間、一番高い「見返峠」に到着。残念ながらここから見る樹海はすべて葉が落ちていてモノクロの世界。南南東の岩手山も逆光となり墨絵のようだ。遠〜くの方に鳥海山(みんながそう言っていた)が見えたのがせめてもの慰めだった。
見返峠から西へはどんどん下っていき、「ふけの湯」「後生掛」あたりまでくると名残の紅葉が拝めた。23号線から341号線を南下して田沢湖へ向かう。途中、玉山ダム、宝仙湖でカメラ休憩。腕が悪いので映りはイマイチだが、紅葉はきれいだった。3年前に寄った田沢湖東岸のレストランで「行者ニンニクソーセージ」「なめこパスタ」で昼食。予約とかで窓際の席に座れなかったのは残念だった。湖畔の北側を半周して定番の「たつこ像」に寄る。向かって右側が秋田駒ケ岳、すぐ左のチョコンとしたのが乳頭山、左側の高い山が荷葉岳らしい。天気のせいか、たつこさんがえらく別嬪さんに見えた。
田沢湖から30分足らずで角館の武家屋敷通りに着く。しゃれた角の店でコーヒーしたあと、相変わらず観光客で賑わっている通りをぶらついた。紅葉は大したことないが、ナンカ趣が感じられる。
角館からはまっすぐ今晩の宿がある百由利本荘市へ向かう。ちょっと高速に入り損ねて30分ほど遅れたが、それでも3時半過ぎには由利本荘の中心から少し南の「ホテル安楽温泉」にチェックイン。部屋はツインベッドに六畳間の和洋室と広く、勿論バストイレもある。二食付いて9千5百円とツーリングにしてはちょっと豪華、まあ最後の夜くらいいいっか。真っ先に大浴場で温泉に漬かるが、内風呂、露天とも貸切状態で気分がいいこと、この上ない。

6時から食事処で晩飯。温泉旅館なのでもうちょっと期待したが、正直料理はイマニ、イマサンだった。
明日も予報はズバリ快晴。寄るところも鳥海山だけなので、朝風呂に入りゆっくりしてから出発するつもりだ。