小豆島の思い出

今日も雨が降ったり止んだり。気温も低く、湯沢高原では雪が降ったとか。秋を通り越して一気に冬の寒さがやってきた。まだバイクで走りたらないのに困ったものである。

BSの「こころ旅」は今週香川県を回ったが、今日は小豆島のこころの風景を放送した。大学4年の冬の乗船実習で瀬戸内海を航海した際、小豆島に立ち寄ったことがあった。この島には二つの思い出がある。

一つは、寒霞渓のマラソン登山である。接岸した港から頂上まで一斉に走り出したが、私は走るのも山を登るのも大の苦手。見る見るみんなから遅れだし、登山道に着いたときには周りに誰もいない。青息吐息で登り、もうすぐ頂上というところで後ろから仲間が二人追い越して行った。ナント、先頭を走ってたヤツが道を間違え、後に続くものと一緒にアチコチ彷徨っていたらしい。お蔭で私は三番目でゴールイン、まるで「うさぎとカメ」のような話とあとで大笑いした。
もう一つは、仲間と飲みに行った小さな町の寿司屋に、うら若き、きれいな女性の握り職人がいてドキドキしたことだ。女性は手の体温が高く寿司職人には向かないといわれている。後にも先にも女性が握った寿司を食べたのはこの時だけであるが、寿司の味はまったく覚えていない。

この時の練習船は、小豆島のあと高松、大三島、下関と停泊し、宮崎の油津でUターンして帰ってきた。学生時代の懐かしい思い出である。