あれから48年

朝から雨が降ったり,止んだり。気温も低く,ちょっと肌寒かった。

48年前の昭和39(1964)年。この年は新潟国体あり,東京五輪あり,そして6月16日に新潟地震があった。

当時中学3年生,地震はちょうど給食を食べてる時の午後1時過ぎに発生した。ほかのクラスの様子を見に行った先生が,「すぐグランドに出て,H(私のこと)のところに集合」と言う。教室は3階,まだグラグラ揺れる中をみんな必死に階段を下り,ランドマークの私のところに集まってきたが,液状化でグランドのあちこちから泥水が吹き出ていたのを記憶している。
海の方向に黒雲がモクモク湧いていて,てっきり海底火山の噴火かと思ったが,あとで石油コンビナートの爆発火災と知った。
家の被害がなかったのは幸いだったが,翌日から給水車による水汲みが日課となり,ガスが復旧するまでは七輪で煮炊き,銭湯が再開する1ヶ月間は風呂に入れなかった。
校舎の被害も大きく,1カ月近く授業もなかったように思う。

昨年の東日本大震災とは比ぶべくもないが,忘れてはならない日である。