佐渡ツーリング 二日目(6月12日)

5時半に目が覚めた。天気は上々、すぐ温泉に入ってゆっくり汗を流し気分も爽快だ。
7時に1階大広間の食事会場へ。結構な品数だが何か足りないなあと思っていたら、食べてる途中に卵焼き・ウィンナー・ポテトサラダの皿が運ばれてきた。「えごねり」があるのは、いかにも佐渡らしい。食後のコーヒーも旨かった。

8時半にチェックアウトし、始動。先ずは宿根木を目指す。海岸線をずっと走るつもりが、350号線をまっすぐ行ってしまい、途中から543号線に入る。佐渡の西橋の沢崎鼻灯台目指すが、近づくにつれ道幅は細くなり下り坂も急になる。ヤヤッと思ったが何とか辿り着いた。しかし、この灯台、断崖絶壁に立ってるなあ。

次に宿根木を目指したが海岸線まで下る道を見つけられず断念。そのまま小木まで行き,「たらい舟」に挑戦する。重量制限はないとのことでホッとした。約10分ちょっとで450円。途中、漕がせてくれるが前に進まない。1時間もやれば誰でも漕げるようになるとオバチャンは言うが、難しいものだ。




小木から小一時間も掛からずに小佐渡の中央にある長谷寺へ。斜面にへばりつくように本堂などが立ち趣深い。花が有名だが、牡丹が終わり紫陽花までの端境期でちょっとがっかり。本堂近くの太い「三本杉」は、周りの景色と相まってパワースポット的な雰囲気を醸し出している。

まだ腹も空かないので「ときの森公園」へ行く。
本物は見れないのかなと思っていたら、200円を払い、約20mはなれた「繁殖ゲージ」にいる若鳥を観ることができた。中には結構な数がいて、ゲージが手狭なように感じるほど人工繁殖の方は順調のようた。


昼飯は「かもこ観光センター」で。
昨日の夕飯が豪華な魚尽くしだったのでざるそばでもと思ったが、メニューの写真をみて「海鮮ラーメン」に切り替えた。なるほど品数は載っているが、大きさが大分違うし,あっさり系の醤油スープはぬるくてガッカリ。麺は可もなし不可もなしといったところか。

ラーメン啜りながらこれからの行動について考えた。計画したところは殆ど行ったし、予定のフェリー(19時30分発)までまだ6時間以上ある。今朝のニュースで盛んにサッカーのことを話題にしていたので、豪州戦のことも気になる。そこで、一便早く(16時05分発)帰ることに決めた。

両津の佐渡汽船で早速変更手続きをとり、時間まで45号線を南へ走ってみる。小佐渡の東の突端である姫崎をまわり、水津,赤玉を経由し結局豊岡というところでUターン。こちらの海岸線も変化があっておもしろかった。戻りに赤玉から山超えの319号線に入ったが、これが細くて急坂な大変な道。とにかく慎重に走ったが、ギアは殆ど1速か2速だったのでエンジンが焼けるのではと心配になるほどだった。

3時過ぎにフェリー乗り場に到着。往きと同様、バイクは私だけで真っ先に「おけさ丸」に乗り込んだ。


向かいとなる東風が強いようでフェリーもちょっと揺れたが、ほぼ定刻に新潟着。家に着いてテレビをつけたら,豪州戦のキックオフの笛が鳴った。

佐渡はハーレーにとってちょっと狭い道が多かったが、突端の岬はすべて回ることができたし何より天候にも恵まれ,大いに楽しんだツーリングだった。