久々、寅さん映画

今日も一日中薄暗くて電気を点けっぱなし、雨も降っていたようだ。週末の二日間、部屋から出たのは新聞を取りに行った時だけで、あとはずっと巣篭もっていた。

ニュースによると、年末年始の密集を避けるため今のうちに神社などに詣でる人が多いそうだ。多くの神社では入場する人数を制限すそうだし、参道では屋台の出店も見合わせとなるらしい。コロナの感染拡大が始まった春以降、イベント、祭や縁日はほぼ中止となり、屋台が並ぶ風景も見られなくなった。こんななか、寅さんたち露天商の人たちはどうしているのだろう、ちゃんと休業補償の対象になっているのかな、、、

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そんなことを思いながら、録り溜めていた寅さんのビデオを久々に見た。昭和58年8月公開の第31作「男はつらいよ 旅と女と虎次郎」、寅さんは大好きで映画館、TV、ビデオで全部観ているが、新潟市佐渡市がロケ地となったこの映画だけは格別である。

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 新潟にやってきた寅さん、先ずは西蒲区福島付近のハサ木が並ぶ弥彦山が出迎え、続いて白根の大凧合戦で歓迎だ。

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バッグ類の商売を始めたのは白山グランドの県民会館前、暗くなり飲み屋から出た店の前を通るのは今は廃線となった白山神社前から白根まで走っていた路面電車だ。

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出雲崎良寛堂での商売もうまくいかず寺泊港に来た寅さん、新潟公園中に仕事がいやになり旅に出た歌手・都はるみと偶然一緒になり、島に戻る漁船で佐渡へ渡ることに。

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佐渡では、尖閣湾・姫津港で上陸し、泊まったのは宿根木の旅館。迎えに来たマネージャーらと仕事に戻るはるみちゃんを見送るのは小木港から。叶わぬ恋と身を引くストーリーはいつもの通りなのだが、よく知っている懐かしい風景が出てくるとついウルッときてしまう。

いま佐渡航路は経営状況が大変で、既に寺泊~赤泊間はなくなり、新潟~両津、直江津~小木も船舶の売却や県の支援などがニュースになっている。この映画の風景はもう三十数年前のもの、変わらなかったのは弥彦山だけだったかな、、、