2022秋 気ままな放浪旅(二十四日目)

午後から強雨になりました

ここ南濃の地は岐阜県だが、ちょっと走れば三重、滋賀、愛知がせめぎあっている。8時、今にも降りそうなドンヨリした天気の中、道駅「月見の里・南濃」を出発する。

コースの選定はナビの言ううがまま。「新しいコースでご案内します」と二度、三度と勝手に最適な道を選んでくれる。細道に誘った「神戸・車体ガリガリ事件」もあるので注意が必要だが、国道を選んでいる限り安心して良さそうだ。9時半、道駅「美濃にわか茶屋」で休憩。朝飯代わりに「五平餅」250円を食べる。

11時半、道駅「明宝(磨墨の里公園)」で休憩。「磨墨」とは、木曽義仲を討つべく「宇治川の戦い」で先陣争いをした梶原景季の乗っていた名馬で、この辺りの産駒という説があるとか。

ちょっと早いが「鶏ちゃん定食」1,200円でランチ。昨日の「鳥焼肉」よりは鶏肉も多いが、満足の域には達していない。

川に下っていくと公園になっていた。この辺りも紅葉が真っ盛り、山全体が色づいている。少しノンビリしているとポツポツ雨が降ってきた、と思ったら一気に雨脚が早くなる。

雨は本降りだ。ここから高山市まで60㎞ほど、慎重に走っていくが後ろからかなりのスピードで走ってくるヤカラがおり、危ないったらありゃしない。雨の中を外出するのも嫌なので、途中コンビニに寄って晩酌ほかを買い込み、ちょっと早いが14時半ホテルにチェックイン。

ホテルは旅行支援の宿、チェックイン時に3千円分のクーポンをもらうが、岐阜県は商品券ではなく電子マネーでビックリ。スマホで「ぎふ旅コイン」のアプリをインストールし、裏にあるバーコードを読み込んで入金する。この際、名前は勿論、誕生日、住所なども登録する必要があって面倒なこと、この上ない。スマホを持ってない人はどうするんだろう、とブツブツ言いながら、何とか使える段階までできた。

明日は天気も回復する予報なので、高山、飛騨古川あたりを観て富山あたりに泊の予定だ。

2022秋 気ままな放浪旅(二十三日目)

武四郎カード、コンプリート

道駅裏手の土手沿いを散歩するが、今朝はちょっとガスってるようだ。7時半に道駅を出発、途中無料区間(尾鷲北~紀伊長島)の紀勢自動車道を走ったが、国道を乗り継ぐ形で松阪市を目指す。

 

10時ジャスト、松阪市南部の鳥焼肉の店「前島食堂」に到着。10時半オープンだが行列ができつつあった。開店と同時に一人用のカウンター席に座る。メニューはこれだけなのだ。

左から「追加のキャベツ、焼肉たれ、ノンアルビア」「せせり」「若鳥」「鶏野菜」、これでジャスト2千円だ。鶏肉自体は柔らかく美味しいのだが、もうちょっと大きめに切って欲しかったし量的にも少ないかな。鶏野菜は味噌仕立て、これも肉が少ない感じだった。今日の「鶏」は物足りなく、こうなったら高山に寄って「鶏ちゃん」を喰っていこう。

 

松阪城跡を再訪する。左の写真は表門付近、今回は裏門の向かいにある「御城番屋敷」が目的だ。

石畳に緑の垣根、NHKはじめ旅番組の定番となってる風景だ。向かって右手前の一件だけ見学できる。

驚きなのは、この長屋はまだ現役なのである。以前TVでやってたが、玄関部分、トイレ、水回りは手が入っているが、ほぼむかしのままで先祖代々の方中心に住み続けているという。

 

松阪市の三つ目の目的は、敬愛する「松浦武四郎記念館」に行って「武四郎カード」をゲットすること。2~3年前北海道を旅しているとき、武四郎ゆかりの地で「カード」を限定配布していることを知り、道内分はすべて回って集め終わり、残りはここ生誕地「松阪」の一枚だけとなっていた。以前記念館に電話して郵送依頼したが、来館者以外ダメという返事だったので機会をうかがっていた。いずれも2千枚限定だったので正直無くなっていると思ったが、今日電話して確かめ取りに行った次第である。

 

40分ほど北上して「津城跡」へ。津市には2~3回、いずれもトランジットで素通りしていた。建物は復元した「丑寅櫓」しかない。

本丸跡などは洋風庭園、日本庭園になっている。幕末期に設立した藩校にあった「入徳門」、ここは関ケ原の戦いで焼け落ちたが、その後今治から移ってきた藤堂高虎が城を建て直し城下町を整備したという。

14時過ぎ、一般道を16時まで走って届く道駅として岐阜県海津市の「月見の里・南濃」にネグラを定め、津市を出発。予定通り15時50分に到着、途中コンビニに寄れなかったので「天ぷらうどん」650円で早や晩飯だ。

明日は一般道で高山へ。高山では「旅行支援」のホテルを予約した。段々「新潟」が近づいてくるゾ、、、

2022秋 気ままな放浪旅(二十二日目)

コースを誤った

6時半、道駅「いたの」を出発。それにしても徳島港の分かりにくいこと、ナビがなければ絶対に辿りつけなかった。8時定刻に徳島港を離岸、スラスターで「その場廻頭」してUターンし和歌山港へ向かう。ここ水島水道は瀬戸内海と違い多島美もないので船内で今日のコースを検討する。

10時過ぎ、和歌山港に到着。コースは、高野山の根本大塔の中を拝観、そのまま南下し道駅「ごまさんスカイタワー」、「龍神」まで行き、そのまま来た道を戻るつもりだった。ところが粉河から高野山へ向かう道が悪路でその上渋滞気味、やっと高野山の大門が見えたと思ったら渋滞がますますひどくなり、駐車場待ちで車の行列もできている。金曜なら大丈夫だろうと思ってたが、いま高野山は紅葉のピーク、自分の考えが甘かった。

高野山をそのままスルー、車は少なくなったが急坂、急カーブは相変わらずだ。「ごまさんスカイタワー」に着いたのが13時過ぎ、ところが駐車場から見る景色は大したことないのだ。この景色をたかだか2~30m高いところ(有料なのだ)から見ても変わらないだろう。

道駅「龍神」で「あまごうどん」850円を食べたが、さして大きくもない丼の中に1玉にもない「うどん」も、甘露煮の「SSサイズのあまご」も泳いでいるではないか。

さてこれからどうしよう。いま来た道を戻ればまた渋滞にかかるし、ネグラにするような道駅もない。西の白浜田辺にでるか、東の熊野・新宮にでるか、どっちにしても完全にコース取りを間違え、新潟が遠くなってしまった。ならば当初計画に戻り、明日は松阪の「鶏焼肉」を楽しみに熊野方面に出ることに。

龍神」から「熊野古道中辺路」に行くも。ネグラにするにはチト問題多く、もう一つ新宮寄りの「熊野・板屋九郎兵衛の郷」に着いたのは16時ちょうどになってしまった。それにしても途中の紅葉は見事で、パーキングエリアが少ないのはあまりに勿体ない。

明日は松阪、津を経由し、名古屋近くまで行ければと思っている。

2022秋 気ままな放浪旅(二十一日目)

四国最終日

朝起きていろいろ考えた。今日は一番で善通寺に行くことは決めていたが、そのあとどうするか。①坂出から瀬戸大橋を通って岡山へ渡り帰りコースに就く ②鳴門まで行って大鳴門橋を渡り淡路島へ ③明日徳島からフェリーで和歌山へ いずれにしても今日が四国最後になるのは間違いない。8時半、道駅「みの」を出発する。

9時前、善通寺に到着。前回来たのはお遍路中の2016年5月21日、納経所が閉まる17時がせまっていて慌ただしく走り回ったのを覚えている。

まだ時間が早いせいかお遍路さんの姿はほとんどない。境内のあちこちに、来年が弘法大師生誕1250年のポスターが出ていた。御影(大師)堂で、真っ暗な地下回廊を壁を伝いながら回る戒壇めぐりをする。

今回本堂近くに樹齢千数百年、幹回り11mと10mの古楠があるのを知った。

さらに「五百羅漢」もあったんだ。弘法大師生誕の地、ここ善通寺だけはもう一度じっくり拝観したいと思ってたので、叶えることができ満足している。

この先どうするか。とりあえず①はやめ、②と③を残し東讃岐の「引田」に向かう。今日は讃岐富士がきれいだ。11時、道沿いのうどん屋で腹ごしらえ。写真撮り忘れたが、アジフライ、ウズラ玉子のフライ、かき揚げの3点に二玉のかけうどんで750円。旨かった。

 

12時過ぎ、引田に到着。観光駐車場に停め散策するが、「古さ」を残してるのは、庄屋さん、お醤油屋さん、その他数軒の家並があるだけだった。

もう③で行動することを決め、明日のフェリーの予約に取り掛かる。運行会社のWeb会員になると2千円引きになることを知り、先ずは会員登録。スッタモンダして時間がかかり、明日の便を確保したのは13時半を過ぎていた。時間つぶしに徳島市板野町の「あせび温泉やすらぎの郷」で一風呂浴び、道の駅「いたの」には15時半に到着。

明日は8時徳島出港、10時過ぎ和歌山港到着のフェリーに乗る。ここから徳島港フェリー乗り場まで30分足らず、余裕をもって6時過ぎには出発しよう、、、

2022秋 気ままな放浪旅(二十日目)

ムーミンの世界へ

昨日のホテルと同じような朝食、でもオレ的には「カレー」があれば「オンの字」である。今日一番で寄る「タオル美術館は9時半オープン、時間を見ながら8時半今治のホテルを出発する。

少し早めに着いたが、予定通り9時半に入館。メルヘンチックな建物が印象的だ。1~3階は土産物やタオル製品が売られており、4階から美術館となって有料(大人800円)となる。

4階はタオルがどうやって織り上がっていくかの説明だ。いろんな工程があって糸ができ、織り機に流れていく。

5階は先ず「ムーミン」の常設エリア。壁に展示されてるタオルに織られた40mのムーミンストーリーが圧巻だ。

次のコーナーは原色鮮やかなムーミンの世界が。これって、絵画なのかタオルなのかよくわからない。

キャッシー中島のキルトのコーナー。これも根気のいる作業だろうな。

最後はディズニーの世界、昔のヒロインたちが主役のようだ。小一時間、ゆっくり楽しませてもらいました。

西条港の一角にある「弘法水」に寄る。全体写真を撮り忘れたが、岸壁から10mほど突堤のように張り出したところから湧き出ている。しかも水はかなり冷たい。しっかり2ℓ、戴いてきました。

別子銅山記念館」に寄る。入館料なし、300年以上にわたり掘り続け住友の礎を築いた鉱山だ。産出した金・銀・銅、資料も豊富でさすが財閥の資料館だ。

 

道の駅「ことひき」にセットしたのに銭形砂絵を望む展望台につれていかれ、昼飯を食い損ねてしまった。光線の具合か、文字がはっきり読み取れなかった。

 

今パワースポットの「天空の鳥居」で売り出し中の「高居本宮神社」へ。県道から4㎞余り続く細・狭・急な坂道に泣かされ、駐車場からホントに急な坂を歩かされてようやくたどり着く。上には結構人がいたので、正直びっくりだ。帰りのハプニング発生、車とすれ違う際に舗装部分からはみ出し大き目の石を踏んでしまった。その跳ねた石がナント左後部ドアを直撃、凹みが生じ塗装も少し剥げてしまった。トホホである。

 

三豊市の「父母ヶ浜」へ。風がない時、浜辺にできた海水だまりが水鏡となり、極々小規模の南米ボリビア「ウユニ塩湖」に似た景色から、最近人気が出ているという。今日はジャンプしてる人もいなかった。

 

今日はここまで。今夜はワタシ的にお遍路で一番きつかった71番札所弥谷寺の上り口にある道の駅「ふれあいパークみの」で泊する。明日は一番で「善通寺」を再訪し、そのあとは未定である。

2022秋 気ままな放浪旅(十九日目)

テレビで皆既月食

7時過ぎ、ホテルのサービス朝食を食べる。品数は少ないが量はタップリ、これで十分である。8時半、松山のホテルを出発。山越えで今治に出てしま並みの高速に入る。

渋滞はないものの山越えは急カーブが多く気を使った。来島海峡SAで休憩。展望所より第三大橋を撮る。今日は雲一つない晴天が戻ってきた。

 

向かったのは大三島の「生樹の御門」。樹齢三千年、幹回り31mの老楠で真ん中が洞となっており、大山祇神社奥の院に通じる参道にあることからこの名になっているとか。

帰りに大山祇神社に寄ってみたが、閑古鳥とトホホギスがいっぱいで静かだった。

大三島の東側にある道駅「多々羅しまなみ公園」より、広島側に架かる「多々羅大橋」を臨む。当初はここを渡り、広島の帝釈峡に行くつもりだったが、今回はあきらめた。

 

大三島から今治に近い大島に戻り、「村上海賊ミュージアム」に寄る。65歳以上は250円ポッキリ(通常310円)、正直見るべきものもあまりなかったかな。

大島の南西側にある道駅「よしうみいきいき館」から来島第一大橋を臨む。ここの食事処は海鮮丼や七輪での炭火焼きが有名のようだが、ワタシャB級グルメ今治名物「焼豚玉子飯」600円を食べた。

時刻は14時。昨日で味を占め、今治で応援対象の宿があるかチェックしてみるとありました。今治駅前で朝食付き6,680円、40%引きが2,672円、じゃらんポイント600を使って差額は3,408円。3千円のクーポン券が付くから手出しは408円、昨日の「儲け」からしてまだお釣りがくる。

明日はタオル美術館、別子銅山記念館、善通寺など回る予定である。

2022秋 気ままな放浪旅(十八日目)

久々のホテル泊

予報は晴れ時々雨、久しぶりに☂マークが付いた。「四万十源流の里」でカヌー遊びをしたかったのだが雨なので今回はあきらめた。

8時過ぎ、道駅「津島やすらぎの里」を出発。宇和島市街を経由し、国道320号線で鬼北町へ向かう。9時半、道駅「虹の森公園まつの」に到着。産直を冷やかすが、生きてる「ずがに=モクズガニ」が4~5匹入って1,500円で売られてた。キャンプなら絶対買っていくのだが、ウ~ン、残念。

 




ここの目的は併設されてる「おさかな館」、10時オープンと同時に入る。

四万十川に住む淡水魚が主体、中でも日本に住む最大級の淡水魚である「アカメ」がメインだ。目が赤いのが特徴、なのに今日はなんで黒いんだ? 近海にすむ海の魚、アマゾンの淡水魚など結構趣向を凝らしている。

 

「まつの」から320号線を小一時間ほど走って高知県梼原町に到着。ねらいは隈研吾が設計した「雲の上の図書館」だ。

靴を脱いで入館。中も「木」があふれ、香りさえ感じられる。車座になってる家族連れ、寝そべってる小中学生、みんな自分のスタイルで本を楽しんでいた。

歩いて3分ほどの三嶋神社に通じる屋根付きの神幸橋。神社の脇に坂本龍馬の脱藩の道がある。

町役場の近くにある「維新の門」といわれる「群像」。ここは2回目、迫力ある像に目が点になる思いだ。

 

梼原から33号線で北上、13時半、道の駅「天空の郷さんさん」に到着。「たらいうどん」を狙っていたが、極普通のうどんしかない。仕方なく、きつねうどん580円にじゃこ天200円を付ける。

ここから松山も今治も1時間足らず。スマホで調べ、松山で「全国旅行支援対象」の宿を見つけ予約。サービス朝食が付いて5,580円のところ、40%の2,232円、京都に泊まった時のポイントで1300円引き、支払いは2,048円ポッキリ。しかも3千円のクーポン券(使用期限は明日まで)を貰えたので、実質952円の収入増だ。お~、今夜は京都以来のホテルで泊だ、、、

明日はしまなみ海道大三島へ渡り、今治に戻ってくる予定だ。