枝豆の季節到来

今日も朝から爽やかな青空が広がった。梅雨の中休みと言うけれど、ちょっと「休み過ぎ」ではなかろうか。

夏の新潟で、食卓に欠かせないものと言ったら「枝豆」である。枝豆の作付面積は日本一だが出荷量は全国6~7番目、理由は一生懸命作って県民が一生懸命食べるからである。当然消費量は全国、昔は田んぼのあぜ道で副業的な作物だったらしいが減反政策により一気に本格的な生産に入ったとか。ちゃぶ台の各自が座る前に、母親がワシ掴みで茹でた枝豆を配っていく。小学校に入ると枝豆モギ(根っこ付きが十数本で一把、我が家は毎日二把を食べてた)買って出て、駄賃代わりに姉たちよりも多く盛ってもらい満足していた。

2010年新潟に戻ってから、枝豆に「銘柄」があることを知った。5月の出始めは小粒の「弥彦娘」、6月中旬になると「はつだるま」「おつなひめ」「湯上り娘」が売り場に並ぶ。7~8月は「茶豆」になり「黒崎茶豆」は今や全国ブランドとなった。残暑の頃からはマメが大き目の「肴豆」、ワタシが一番好きな枝豆である。最後に出回るのがジャンボな「丹波豆」、こうして10月に入っても新潟県人は枝豆を食べ続けるのである。

近年はますます差別化が進み、「かなまき豆」「しろねえだまーめいど」なるものも出てるらしい。これから本格化する「ザ・エダマメ」、楽しみである。