ストリートピアノがやって来る

今日は雨が降ったり止んだり、新聞を取りにいっただけで終日部屋に閉じこもる。昼のニュースで気温は6℃と言っていたから昨日よりさらに寒かったようだ。

昨夕ピアノのレッスンに行ったとき、右のチラシを渡された。今月16日から来年の2月末までの期間限定で、教室のあるショッピングモールの一角にグランドピアノが設置されるらしい。先生から「折角の機会だし、度胸試しのつもりで毎日弾きに来なさい」と付け加えられた。先生に言われなくても、オレだってそういうところで弾いてみたい気持ちはやまやまだ。

ストリートピアノでの演奏は究極の夢で、会場は横浜の関内か伊勢佐木町、本番のビデオ撮りもSちゃんに依頼済みだ。曲はいま必死に練習している映画「スティング」のテーマ「エンターテイナー」。当日着るステージ衣装も決めているのだが、問題は人前で弾く腕前に全然達していないことである。ピアノを習い始めてから、まもなく13年が経とうとしている。この間、無謀にも発表会などで4~5回観衆の前で弾いたことがあるが、小心モノの悲しさでいずれも途中で指が勝手に震えだし散々な目に合っている。それがトラウマとなり、次に弾くときは「カンペキ」を期したいのだ。

こんなこと言ってるとメジャーデビューは永遠にできないことは百も承知だ。今回のピアノ設置は神様が与えてくれたチャンスかもしれない。でも、ピアノが置かれるのはKFCとマックの前だし、時間も10時から17時半、人の流れが途絶えることは決してないだろう。弾きに通うべきか否か、74歳のジジイのココロが揺れている、、、