楽しい時間でした PART1

4月7日(金) 合宿始まる

泊まった甲府Pホテルは朝飯付き4千円ちょい。娘の勤務先と同名だが、設備・サービスは当然のことながら月とミドリガメ以上の差、でも朝飯は有難く美味しく戴いた。9時過ぎにチェックアウトし、車で5分ほどの「武田神社」へ行く。

ここは「武田節」に出てくる信玄の館跡。神社で御朱印を戴き、すぐ脇の宝物殿(入館料300円)を見学する。

宝物館は大した資料は展示されてないが、隣に「人は石垣、人は城~♬~」の遺構がある。

ここまで天気は何とか持ってくれたが、富士宮市のNさん宅へ向かうべく南下するにつれポツポツと降ってきた。道の駅「富士川」で小休止、ちょっと早いが「なんぶ」で「唐揚げ定食」900円を食べる。この先は国道と別れ県道を行くが、道は細い坂ばっかりだしくねっているし往生したが、13時半過ぎ無事Nさん宅に到着する。これから二泊三日、大学同窓の連中とも共同生活の始まりだ。

今回はNさんと兵庫でホタルイカの撮影をしてきたI先生、そして同級のMさん、三名が25回生。I先生と同じカッター部の後輩Tさん、Wさん、Mさんの三名が29回生、明朝Kさんが加わり、20回生のワタシを含めて総勢8名の共同生活の始まりだ。

15時、集まった七人で富士宮駅近くの「県富士山世界遺産センター」へ行く。富士山の生い立ちなどをビジュアルで説明してくれる。

残念だったのはバルコニーからの景色。晴れてたらこんなきれいな富士山が拝めるらしいが、生憎の雨で今日の景色は御覧の通り。明日の天気に期待しよう。

センターから歩いて「富士山本宮浅間大社」へ行く。全国1300余りある浅間神社総本宮である。この頃になって雨は一層激しくなってきた。

脇に富士山にしみ込んだ雨・雪が湧き出る「湧玉池」がある。Nさんの写真集を見て「でっかい池」を想像していたが、意外とコジンマリとしている。雨で湧水箇所は見にくかったが、あふれ出て川となるところは「さすが」の水量を実感する。

Nさん宅に戻って一風呂浴び、夕食が始まる。築13年ということだが、こだわりの造りに手入れが行き届いているので新築同様だ。一階は薪ストーブのある広いリビングに8人が座って食事できるダイニングキッチン。一階と二階の広々としたゲストルームに分散、私は三階ロフトの広い部屋に泊めていただいた。この日の夕食は超豪華、NさんとI先生が兵庫から持ってきたホタルイカのボイルと生、石川県小木から送られたボイルした大型ベニズワイガニ(一人2~3ハイあて)に船凍一尾凍結のスルメイカ刺身、その他各人が持ち寄ったお酒におつまみ、特製ゴッコ汁(道南産ホテイウオの味噌汁)など所狭しと並べられた。当然のこと、明日の晴天を期待し夜遅くまで酒盛りが続いた。

 

4月8日(土)トレッキング日和

昨夜の雨はすっかり上がり、ご覧のような富士山が目の前に迫ってくる。

6時半、I先生の音頭でダイニングに続くウッドデッキでラジオ体操(私は時間を間違え、Mさんは寝坊で不参加)をしたあと、特製熊肉入りお粥と枝幸から直送されたニシンで朝食が始まる。ヒェ~、マイウ~

9時半、富士宮駅でKさんをピックアップし、富士山西臼塚のトレッキングコースへ。標高は2合目に相当する1,250m、コース内の高低差は43mということだ。

様々な樹々、動物の痕跡、ガイドでもあるNさんの懇切丁寧な話しぶりと適切な歩行速度調整、みんなゆったりした気分で2時間20分のトレッキングを楽しんだ。

トレッキングの後は近くの日帰り入浴施設で一風呂浴び、帰りにはきのこ農家とファーマーズマーケットを訪れ地場産品の土産物を買い求める。

「今晩は赤富士になるかもしれない」というNさんの助言の下、三脚なしで挑戦してみた。右端は日没直後である。

夕食は、デッキで炭をおこしバーベキュー。地産のソーセージ2種、黒豆の枝豆、オホーツク産ホタテに昨夜のカニ、チキンなどの総菜などが所狭しと並べられ、舌鼓を討つ。仕上げはNさん料理の富士宮焼きそばだ。

19時過ぎからはタクシーで富士宮市街のスナックでカラオケ大会。ワタシ以外は60歳代とはいえ世間体ではご老人ばかりだが、さすがカッター部・相撲部の猛者揃い、皆さん元気である。合宿所に戻ったのは23時近く、大満足の一日が終わった。