「人災」

今日は、雨の心配はない薄曇りの状態が続く。久しぶりに大モノを洗濯したが、何とか乾いてくれた。

東日本大震災から丸10年、テレビで震災に関わる番組を見るたびに思うことがある。「大地震と大津波」は明らかに人知を超えた「天災」に違いない。だが、大川小学校のような誤った誘導指示、職務に忠実であるばかりに被害にあわれた消防団員や公務員など、「人災」で犠牲になられた方も多い。その「人災」の最たるものが福島の原発事故だ。未だに立ち入り禁止区域などが設定され、帰還できない多くの人たちがいる。県内にも千人余りの方が、福島からいまだ避難されているという。

以前は、被爆国である日本こそ、原子力平和利用の象徴である「原発」を世界に率先して推進すべきと考えていた。それには当然のことながら「安全」の二文字が絶対条件であるが、この震災によりその「安全」が脆くも崩れ去った。県内にある東電柏崎原発では、安全工事をすべて完了し再稼働申請する段階になって、別人のIDカードによる制御室侵入や4か所もの工事未完了などが明らかとなり、地元の再稼働推進派からも怒りをかっている。

人間が考える「安全」なんて、大自然の中で如何にちっぽけなものであることか。原発が利用できない「電力」に限りがあるのなら、節電することが重要になるのだろう。

な~んて、毎晩夜更けまで電気を点けPCをいじって電力を無駄遣いしているオジンが言うのは、チャンチャラおかしいかな、、、