「うなぎ」と「どじょう」

横浜から戻ってきて以来新潟はどちらかと言えば「梅雨寒」傾向にあったが、昨日、今日と蒸し暑さが増して一気に「梅雨なか」本番の天気となり、今夏お初でクーラーのお世話になった。

今日は「土用の丑の日」でスーパーは「うなぎ」特売一色だ。子供の頃は「うなぎ」になじみはなく、ジュージュー焼いてる「うなぎ屋」や家で蒲焼を食べた記憶もない。「夏」の記憶といえば「どじょう」である。どこの魚屋でも夕方になると生きてるドジョウを背開きし骨を外す鮮やかな包丁さばきが見られ、それを飽きずに眺めていたものだ。我が家では、お盆の墓参りのあとの晩飯に冷ました割きドジョウ汁を付け汁に冷麦を食べるのが定番のご馳走だった。就職してから食べに行った「駒形どぜう」の蒲焼、人形町の「丸鍋」も忘れられない味だ。

「うなぎ」の思い出と言えば焼津駅前の「うな鐵」がある。ここは、胸ビレ・尾ビレをニラと一緒に巻いた「ヒレ」、エンガワにあたる「バラ」、頭を3ヶほど刺した「カブト」、「キモ」の「うなぎ串焼き」が衝撃的な旨さで、ギンナン、シイタケなどの野菜串焼きとともに先ずは生ビールをグビッと飲み、最後に「うな重」で〆るのが焼津出張の最大の楽しみだった。そのほかにも「うなぎ」は食べているハズであるが、思い浮かぶところがない。ツーリング中はもっぱら「B級グルメ」で「超A級グルメ」のウナギはお呼びでないが、昭島支部長が紹介してくれた静岡県三ケ日の「炭焼うなぎ加茂」のうな重だけは絶対食べに行こうと決めている。

夜になって少しは涼しくなったが、それでもまだまだ蒸し暑い。梅雨明けが待ち遠しいが、熱帯夜もイヤだ。やっぱし梅雨明け後は北海道へ逃げるしかないのかな、、、