お遍路ツーリング(16日目) ゴール、結願だ〜

今日も晴天、結願の日にふさわしい天候だ。07時からホテルのバイキング朝食、昨日の琴平同様しっかりしたコシのあるウドンが旨い。08時過ぎ、最後のお遍路に出る。
85番札所・八栗寺
約30分ほどで屋島のとなりの八栗ケーブルカー駅へ。15分間隔で運転され料金は往復930円、08時30分発に乗ることができ約4分で山頂に到着。高低差を感じることなく、5分ほどで八栗寺の境内に入る。まだお遍路さんも少なく、静寂の中でゆっくり参拝できた。
86番札所・志度寺
市街地に近いのに、まるで森の中にいる感じがするお寺だ。納経所のオッサン(住職?)が話し好きで、私の前の人に長々とお寺の由来を説明している。「早くして!」とも言えず、じっと待っているのはつらかった、、、
87番札所・長尾寺
仁王門の脇から境内にかけて広い駐車場があるが、未舗装なのでちょっと停めるのに苦労する。東門のそばには、大きなクスノキが目についた。
さあ、残るはあと一つ。クネクネした山道、でもりっぱな国道を南へ走る。
88番札所・大窪寺
境内に近づくと「四国霊場結願所」の石標が建っている。ついにゴールの札所に辿り着いた。
仁王門もりっぱで境内も広くどんなお堂があるんだろうと思いきや、本堂も、大師堂もごく普通の規模だった。お勤めを終え境内の木陰でしばし休憩。納経帳にはさんで一緒に旅したカミさんともども、大窪寺の墨書き・御朱印と記念写真。雨まだ降り止まぬ9日の午後霊仙寺をスタートして以来、足掛け15日。途中怖い思いもしたけど、雨は一日だけと天候にも恵まれ無事結願することができた。
高松へ戻る途中、「セルフうどん」の看板を見つけ昼飯。今日は「肉うどん中(2玉、温)」に、揚げ(丸々一枚)、アジフライ、お稲荷1ケをつけて890円だった。人気店らしく、次から次と客が入ってきた。
まだホテルへ戻るには早いので、高松城址の玉藻公園へ寄ってみた。お濠をほんの少し漕ぎ出す「城舟」500円にも乗ってみる。天守閣のあった石垣を造りなおすのに7年かかったとのことだ。ここは三大水城の一つ、濠は海に通じており餌に誘われて真鯛が舟から離れない。勿論採捕は禁止で、二尺あまりのオオモノも泳いでいた。
15時前に連泊中のホテルに戻り、久しぶりに昼寝する。ずっと動きっぱなしだから、正直疲れじゃ溜まっているが、「家に着くまでタビが続く」との娘の声も聞こえてきそうだ。
明日から帰路。めったに来れないトコなので、明日は瀬戸大橋を渡って尾道を経由し、しまなみ海道を渡って松山にもう一度泊まる予定だ。