ミディアムツーリング 2015秋(三日目) 上って、下って、

三日目にして朝から抜けるような青空が広がった。6時半から朝食。バイキングにしては物足りないが、昼飯のことがあるからこれで十分だ。8時過ぎ、ホテルを出発する。
前橋市内から赤城山へまっすぐのびる県道4号線で大沼を目指す。この道は大沼に近づくとちょっとクネクネするが道幅も広く走りやすい。大沼付近でも紅葉はまだ始まったばかりのようだ。
鳥居峠から東を望むと薄モヤが広がり墨絵のような景色、西側は今来た大沼と覚満淵、赤城山が望まれる。
鳥居峠からは県道16号線で下っていくのだが、これが大変な道。舗装はされているものの、荒れてるは、狭いは、ヘアピンカーブが多いは、の三拍子に長いがオマケでついている。とても「下り坂、サイコー」なんか言ってられず、「こけない、倒れない、転ばない」とつぶやきながら慎重に走る。
353号線から続く333号線も同様のすごい道で、ホント、しびれっぱなしの下りだった。わたらせ渓谷沿いの122号線に出てようやく走りやすくなり、道の駅「くろほね・やまびこ」でこんにゃく&コーヒーブレイク。
日光からどうするか迷ったが、青空をバックにした男体山は絵になるだろうといろは坂をのぼることに。途中の明知平からも絶景が眺められた。
ウィークデーにもかかわらず中禅寺湖は車も人もイッパイ。ここも紅葉は始まったばかりだったが、それでも絵になる一枚がとれた。ここからUターンするが駐車場の状態を見て華厳の滝は割愛し、日光方面へ下っていく。下りきったと思ったら今度は169号線で霧降高原へまた上りが続く。
13時過ぎ、かなりのクネクネ道を上りきったところにある「大笹牧場」に到着。朝飯を控えたのはここの焼肉を食べるため。味付ジンギスカン定食(1350円)に牛ホルモン(620円)をプラス、ウ、う、旨〜い。ここからの景色もサイコーだった。やっぱ、ツーリングには好天が一番だ。
牧場から川治方面へはまた下り道、それもかなりのワインディングだ。もう慣れたといいたいところだけど大型バイクはそうはいかない。慎重に、ヤワヤワと下っていく。121号線に出ると一旦鬼怒川まで南下し、有料の日塩紅葉ラインに入る。ここも紅葉にはまだ早くずっと「青モミジ」が続くが、富士見峠付近ではやや色づいていたかな。さて、この天気なら「富士山」も見えるかと期待したが、ナント、木々が育ちすぎて邪魔をし、視界に関係なく何にも見えない。これにはガッカリし、有料料金(410円)を返せと言いたいが仕方ない。それでも女峰山、帝釈山など二千メートル級の稜線がきれいだった。
16時、塩原温泉の宿に到着。この宿については後日談がある。
明日は最終日。猪苗代湖、喜多方経由で帰る予定だ。今日の天気、明日も持っていきたいが、どうなることやら、、、