2024秋 西国無宿旅(13日目)

下関で折り返し

今日も秋空が広がった。日陰は秋風がここちよいが直射日光は結構きつく、オハダには大敵かもしれない。

8時、始動。旅も2週間近く経過し、洗濯物も溜まってきた。スマホで探し、今日の行動に便利な川棚温泉近くのコインランドリーに直行する。ここは洗い・脱水艘が28㎏500円、17㎏400円、5㎏300円の3種類が各1台あり、量からいって5㎏で十分なのだが、残念ながら使用中。17㎏は故障してるし、やむなく大型のものを使う。乾燥機の大きさはみんな一緒で13分100円、生渇きも嫌なので200円を投入する。

洗濯を終え、車で15分ほどの「川棚のクスの森」へ行く。5,6年前一気に葉を落とし枯れたかと心配させたが、樹の自助努力により復活しつつある。春来たときから見れば大分葉の緑も多くなった気がする。枯れた太い枝を切り落としたため、左右は張り出しているが奥行きがなく、やはりさびしい限りだ。

車で10分ほど走り、春にも寄った「松栄軒」で「カツ丼大盛750円」に単品のアジフライ500円でランチ。国道を挟んで線路の向こうは海、今日は波も静かで絵になる景色だ。

車で15分ほどの「リフレッシュパーク豊浦」に行ってみる。ここは春にも来たところだが、2021年秋の「こころ旅」で火野さんがアサギマダラの大群に囲まれてたところだ。昨日角島で見かけたので期待していったのだが、ナント、アサギマダラ飛来の条件である「フジバカマ」がイノシシで全滅となり、植え替えたのがまだ20㎝ほど。まだ暖かいこともあり今年はまだ見てないとのこと。これにはガックリ、いま盛りのコスモス畑をうろついて退散する。

13時ちょうど、Sさん宅へ。4月見舞に行った2か月後に亡くなったSさんに線香をあげ、奥さんからいろいろお話を伺った。あとで気が付いたようだが、リビングの掛け時計がちょうど亡くなった時刻で止まってしまい、いまだに動かしづらいと言ってらした。今年は暖かく庭のフジバカマは背丈が伸びず花はまだ、アサギマダラはまだ見てないとのこと。30分ほどおじゃましたが、焼香したことでワタシも気持ちの整理が一区切りついた気がする。

車で40分ほど走り、長府のまだ新しい「下関市立歴史博物館」に行く。常設館が210円、「天下人との邂逅」と題した特別展が700円、駐車場代が100円、とかなりお高め。おまけに長府の住宅街にあるため、館近くの道路が細く往生した。展示室は各さほど広くない1室のみ、内容はマニアックなもので複製もあるが手紙類や書付がほとんど、古文の素養がないジジイには訳文の字が小さくてほとんど素通りだった。

今航は下関で折り返し、これからは山陽道を通って京都に向かう。博物館から一般道で宇部の道駅「きららあじす(阿知須)」へ向かう。しかし道路は渋滞気味で時間が掛かりそうなため山陽道に変更、16時前にようやく到着した。明日は柳井を経由して岩国方面に出る予定である。