バースデードライブ(二日目)

起きたら雨、でも日中は雨も止んで陽射しも出るとの予報である。心配は今晩の宿である水上温泉の予報で、夕方以降雷を伴ってかなり強く降るようで、何とか本降りの前にチェックインしたいものだ。

安宿はBSが映らず、8時から総合の「ちむどんどん」を見終わってチェックアウト。通勤ラッシュを避けるため松本~長野間は高速を走り、9時半、松代城跡に到着。ここは元「海津城」、江戸初期に真田信之上田城からここに移り政務を執ったという。

城はこじんまりとしており、復元された狭間の可愛いこと。石垣も巨石はないが、きれいに成形されて積み上げられている。

松代から県道35号で鳥居峠に出る。ここは傾斜、カーブとも厳しく、雨の中、バイクで泣き泣き走った道だ。でも車だと、何でもない普通の道だなあ。11時過ぎ、嬬恋村のそば屋「いっさく庵」に到着。今春5月17日放送の「こころ旅」の食事処だ。ご主人と話したら、来店時貰った「クリアファイル」を見せてくれた。火野さんと同じ「つけ鴨せいろ」千四百円を食べたが、カモの濃いめの出汁に厚めのカモ肉が数枚、細切りのそばもノド越し抜群で旨かった。

食べ終わって「こころ旅」の目的地「愛妻の丘」に向かうが、広大なキャベツ畑に同じような農道が網の目のようにあり、たどり着くことができなかった。ザンネン、、、

嬬恋村から国道145号線を東進し、途中道の駅「八ッ場ダム」「あがつま峡」などを冷やかしながら、水上温泉に向かう。

渋川で国道17号線に出る。14時過ぎ、モツ煮の名物店「永井食堂」で定食590円を食べる。この時間、さすがに行列はないが、ひっきりなしに客が来店するのにはビックリだ。

今晩の宿まではここから約一時間。ポツポツきてはいたが何とかドシャブリ前には着きそうである。ところがこれが甘かった。ホテルまであと10㎞となったところで、稲光、雷鳴、そしてバケツをひっくり返したような雨になった。ちょうどコンビニがあったのでしばらく待機、次いでに今晩のツマミも買う。待つこと20分、ナビをみればホテルまであと6㎞だ。ちょっと明るくなったのを機にコンビニを出て、15時半、何とかホテルに到着することができた。

あとで知ったが、この時群馬県北部に「土砂災害警戒情報」が出されていた。夜になって埼玉県に雨雲が集中しているようだ。明日は帰るだけ。国道で猿ヶ京~苗場を抜け越後湯沢に出ようと思っていたが、無理せず水上から高速の関越トンネルを走るかな、、、